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中村勘九郎、自らアプローチした劇作家・蓬莱竜太との新作歌舞伎は「とんでもない話」

2017年1月25日 17:00

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中村勘九郎&七之助と蓬莱竜太が共闘
中村勘九郎&七之助と蓬莱竜太が共闘

[映画.com ニュース] 赤坂大歌舞伎の新作公演「夢幻恋双紙(ゆめまぼろししかこいぞうし) 赤目の転生」の製作発表会見が1月25日、都内のホテルで行われ、出演する歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助、作・演出を務める劇作家の蓬莱竜太が出席。本番に向けて気合十分といった様子の勘九郎は、「当初は飲み会の席で持ち上がった話。蓬莱さんには常日頃からアプローチしていました」と念願の公演であることを明かし、「とんでもない話になりました」と作品の出来に自信をのぞかせた。

18代目中村勘三郎の発案で2008年から始まった赤坂大歌舞伎は、今回が5回目。劇団「モダンスイマーズ」の座付き作家でもある蓬莱を迎えた本作は、赤坂大歌舞伎史上初となる新作の演目で、愛した女・歌(七之助)を幸せにするために何度も転生を繰り返す男・太郎(勘九郎)の生きざまを描く。歌舞伎初挑戦となった蓬莱は「(勘九郎と)昔から話し合っていたんですけど、まさか本気だったとは(笑)」としながらも、「演劇畑の人間だからこそ考えられるアイデアがあるはず。いい形での融合やセッションになるといいなと考えています」と意欲を見せた。

勘九郎が同世代の蓬莱とのタッグを決意した裏側には、亡き父・勘三郎の影響があったという。「父が、野田秀樹さんら同世代の作家と出会えたことを『誇りに思う。お前たちもいい人を見つけられたらいいね』と言っていたんです。だからこそ、蓬莱さんと組めば、父が野田さんたちと組んだ演目とは全く違う新作歌舞伎ができるんじゃないかと思ったんです」と語っていた。

そして、転生するごとに人格が変化する自身の役どころについて「台本を読まさせていただいて、どの太郎にも自分がいる」と説明。「『こういうの絶対あるな』『それを言っちゃダメ』と共感する部分ばかり。日常の恐怖というものがちりばめられている」と語りつつも、「もちろん日常のあるあるだけでなく、人を愛することの苦しみが伝われば」と蓬莱が紡いだ物語を絶賛していた。

一方、女形として歌を演じる七之助は「歌は全てがパーフェクトではなく、どこか欠落しているんです。ただ、その影に惹きつけられる。魅力的な女性だと思います」と告白。また「太郎や歌だけでなく、彼らを取り巻く人間との関わり合い」にも注目してほしいと述べ「全員が主役です。とんでもないものを上演するんだなと」と勘九郎の意見に賛同していた。

新作歌舞伎「夢幻恋双紙(ゆめまぼろししかこいぞうし) 赤目の転生」は、東京・TBS赤坂ACTシアターで4月6~25日に上演される。

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