安齋肇、初監督作の初日にやっぱり遅刻!みうらじゅん「もう僕が撮ったでいいでしょ」
2016年12月10日 22:30

[映画.com ニュース] みうらじゅんが企画・原作、イラストレーターの安齋肇が初監督を務めたR18指定の青春映画「変態だ」が12月10日、全国6スクリーンで封切られ、みうらと安齋監督、主演の前野健太、共演の月船さらら、白石茉莉奈、ウクレレえいじ、桜井秀俊が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
定刻通りにみうらが先陣を切って登壇したものの、“遅刻魔”で知られる安齋監督は不在。みうらは「すみません、遅刻していて……」と頭を下げ、安齋監督のモノマネをしながら「初日を迎えてとてもうれしいです」と代理で喜びを語った。そして「もう、僕が撮ったということでいいでしょう」と苦笑すると、満場の客席から大きな拍手が上がった。
開始から約5分が経過した時点で、安齋監督は身を低くして登場した。走ってきたのか、息も絶え絶えで「すごく道が混んでいて……」と釈明するのが精いっぱい。記念すべき公開初日にも関わらず遅刻したことを「本当にすみませんでした」と陳謝し、「今日はありがとうございます! 喜びで、ほぼ泣いています。製作開始から1年半、2年近くかかって、そこまでかかっていないか。1年くらいで、やっとここまで来られました」と述べた。
ロックとポルノがテーマの今作は、平凡なミュージシャンの男(前野)が、妻(白石)と愛人(月船)との間で揺れ動く姿を描く。情緒あふれる作風なだけに、みうらは「安齋さんはすごくスタイリッシュな一面があるんです。この映画はジム・ジャームッシュや若松孝二の匂いがしますが、安齋さんは多分1本も見たことないでしょう。見ていなくてできるということは、やっぱりセンスが良いんでしょう」と手腕を称賛した。
さらに映画初主演を飾った前野は、「『変態だ』というのは、魔法の言葉なんです」と言葉に力を込め、「ロックンロールと一緒なんです。危ない局面で『変態だ』と唱えると、『人生は大したことない』と勇気が沸きます」と熱っぽく話す。一方で、妻役の白石が「私の本職はセクシー女優ですが、(絡みのシーンでは)普段通りの演技じゃダメだと不安に思っていました。でも、前野さんとはキスがすごく合って、そこから何の不安もなく出来て良かったです」とほほ笑むと、前野は自身の胸に手を当て恍惚の表情。安齋監督も「キ、キスが合うというのは、業界用語ですか!?」とドギマギしていた。
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