新感覚オムニバス映画「スクラップスクラッパー」間もなく完成、12月公開決定
2016年9月20日 04:00

[映画.com ニュース] 映画、演劇、CMなどで活躍する出身の異なる5人の監督が多彩なジャンルで描く新感覚オムニバス映画「スクラップスクラッパー」が、間もなく完成する。12月10日から新宿K's cinemaで2週間限定レイトショー公開されることが決定した。
作品は、文化庁の委託事業である「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2014」に選出された飯塚俊光、加瀬聡、草苅勲、羽生敏博、吉野耕平の5監督が再結集し、ワークショップを勝ち抜いた役者たち、選び抜かれたスタッフと作り上げたオリジナルのエンタテインメント映画。スクラップ工場を軸に、ダメ人間たちの様々なドラマをコメディ、ヒューマンドラマ、サスペンス、エロスなど5つのスクラップ(断片)が交錯する再生物語が描かれる。
応募総数約400人の中から選抜された120人で、今年2月16日から各監督がワークショップオーディションを実施し、メインキャストを決定。また、若手監督作品にも意欲的に出演しているベテラン俳優・大杉漣が出演しているのも見どころのひとつ。「美人局、さゆり。」「Shadows」「ファミリー」「To be or ...」「V」というまったく色が異なる各編のタイトルが並ぶ。
「美人局、さゆり。」の飯塚監督は「ワークショップから始まり、役者、スタッフ、協力してくれた方々、たくさんの魅力的な人に出会えた」、「ファミリー」の吉野監督は「今後につながる発見や出会いもあった」と振り返り、「V」の加瀬監督は「クズ山の中でひとつの答えを見つけました。それだけで意義があったと思う。映画の可能性がまだ見えた」とコメントを寄せた。
「To be or ...」の草苅監督は「このメンバーの一員としてひとつの作品が生まれたことに感謝している」とし、「Shadows」の羽生監督は「バラバラでまとまりがありません。それって大事なことだと思う。身綺麗になって、ひとつにつながること。それって危ない。でも、どちらもあっていい。要は短くて長いサイテーでサイコーな映画」と持論を展開。5人の監督が描く各篇がどのように1本の長編映画として完成するのかに注目が集まる。
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