これが“帰ってきたヒトラー”流・人心掌握術!沈黙の本編映像公開
2016年6月17日 14:30

[映画.com ニュース]ドイツ国内で約250万部を売り上げ、42言語に翻訳されたティムール・ベルメシュ氏によるベストセラー小説を映画化したブラックコメディ「帰ってきたヒトラー」(公開中)の新たな本編映像が、公開された。現代にタイムスリップした独裁者アドルフ・ヒトラー(オリバー・マスッチ)が、モノマネ芸人と勘違いされて初めてテレビに出演するシーンを切り取っている。
バラク・オバマ米大統領になりきった司会者が「数十年間も地下にもぐっていた男、その彼が帰ってきました!」とあおるなか、スタジオに登場したヒトラーは、司会者からの握手の求めにも応じず険しい表情で一瞥(いちべつ)。観客や番組関係者が固唾をのんで見守るなか、ひと言も発さずただじっと立ち続ける。沈黙することにより、その後に続く言葉のインパクトを高めるヒトラー流の人心掌握術が描かれると同時に、現代にやってきたばかりのヒトラーが早くもカリスマ性を発揮し始めていることが感じられる。
「帰ってきたヒトラー」は、モノマネ芸人として一躍スターとなったヒトラーが、現代のドイツで理想の世界を実現しようとするさまをブラックな笑いを盛り込んだシニカルな目線で描く。
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