坪川拓史監督のオムニバス作品「モルエラニの霧の中」完成へ向け支援募集
2016年5月18日 06:00

[映画.com ニュース]製作中の坪川拓史監督・脚本による短編全7章構成のオムニバス作品「モルエラニの霧の中」が、一般から資金調達を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で制作費の支援を募っている(http://eiga.com/official/motion-gallery/)。目標金額は100万円。
このオムニバス作品は、北海道の西いぶり地方・室蘭を舞台に、企画から資金集め、公開までの全てを室蘭市民の手で行うプロジェクト。「室蘭映画製作応援団」を設立し、市民主体で一昨年の春から製作を開始、7つの章のうちこれまでに4つの章を製作(各章20分~45分)。残りも坪川監督のもと、室蘭を始めとした西いぶり地方をスクリーンに取り込んだ芸術作品として完成を目指している。
坪川監督は、長編デビュー作「美式天然」(05)でトリノ国際映画祭グランプリと最優秀観客賞をダブル受賞するという日本人初の快挙を成し遂げ、西島秀俊主演「ハーメルン」(13)は、福島にて東日本大震災をはさみ5年の歳月を経ながら地元民の協力を得て完成した。北海道室蘭市へ移り住んで5年、室蘭市の広報動画「砂がおしえてくれた街」も手掛けている。
坪川監督は、「この5年間で、僕はすっかりこの町に魅せられてしまい、この地を舞台にした脚本を書きました。5年の間にお会いした方、見聞きしたエピソードをたくさん盛り込んだ脚本です。半分実話のお話しを、実際のその地で作るという、一風変わった映画になります」などとコメントしている。
キャストは、河合龍之介、大塚寧々、久保田紗友、坂本長利、小西康久、水橋研二、大杉漣、香川京子らプロの俳優が出演するほか、室蘭市民が準主役級で出演する。タイトルにある「モルエラニ」とは、室蘭の語源の一つと言われているアイヌ語で「小さな下り坂」の意。
なお、これまで約2年かけて撮影を終了した章は、室蘭や東京で撮影中間報告上映会を開催した。7章完成の際には完成披露試写会を開催し、その後、全国での公開や海外映画祭への出品も予定している。
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