「HEROES」出演の日本人女優・祐真キキ、つか戯曲で初舞台「成果見せたい」
2016年2月18日 19:55

[映画.com ニュース] 米人気ドラマのシリーズ最新作「HEROES REBORN」に出演している日本人女優・祐真(すけざね)キキが、日本で舞台に初挑戦する「引退屋リリー」が2月18日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで開幕。最終ゲネプロ(通し稽古)が取材陣に公開された。
つかこうへいさんの七回忌特別公演で、これまで未発表だった戯曲を初めて舞台化。祐真は、自殺の名所といわれる島で秘密裏に進行する、ある国家機密のカギを握るヒロインに抜てきされた。
高校卒業後、アルバイトで貯めたお金でバックパッカーとして訪れたタンザニアで、難民を助ける米国人女性と出会い、女優になることを決意。人道支援活動に積極的なアンジェリーナ・ジョリーに憧れが、「発展途上国の問題や環境問題を世界の人々に呼びかけるために、有名にならなくてはいけない」と、ロサンゼルスに渡った。
これまで受けたオーディションは100回以上。エキストラ程度の端役が続いたが、通っている殺陣のクラスで、同級生の母親が「HEROES」のキャスティングディレクターだったことからチャンスをつかみ、現実とゲームの世界を行き来できる能力を持つ女性ミコ役を射止めた。
祐真は、初舞台に「つかさんの特別公演と銘打たれているし、どうしようと思ったけれど、勉強になると思ってうれしかった」と笑顔。1カ月半の稽古を積んでこの日を迎えたが、ゲネプロでは、「セリフがかみかみで、意気消沈しています。ふだん日本語のセリフを言うことがないので、舌が回らないんです。まあ、言い訳ですけれど」と納得のいかない様子だ。
それでも、「経験があるので、少しは心に余裕があります」という米国仕込みの華麗なアクションを披露。本番を前に「天国のつかさんに喜んでいただけるよう、稽古の成果を見せたい」と意欲をみなぎらせた。
つかさんの門下生で主演の馬場徹も、クライマックスの長ゼリフを途中で忘れ「つかさんに、すごく怒られると思う」と苦笑い。未発表戯曲の初舞台化で座長というプレッシャーも感じているが、「皆で力を合わせて作り上げたので一体感がある。人生を変えてもらったつかさんに少しでも恩返しができるよう、観客の皆さんの胸に届くように演じるのみです。つかさんに『よくやった』と言われたいし、10年、20年先につながってくれれば」と亡き師に思いをはせていた。
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