巳之助 父・三津五郎さんが愛した2演目のシネマ歌舞伎公開に感激「うれしく思っています」
2016年2月13日 14:40

[映画.com ニュース]「シネマ歌舞伎 喜撰」「シネマ歌舞伎 棒しばり」が2月13日、全国54スクリーンで封切られ、出演した歌舞伎俳優の坂東巳之助と坂東彌十郎が、東京・築地の東劇で舞台あいさつを行った。
両演目は、今月21日に一周忌を迎える坂東三津五郎さんの代表作で、特に「喜撰」は最も大事にしていた大和屋ゆかりの踊り。最後となった2103年6月の公演が上映され、長男の巳之助は「(小道具の)花錫杖(はなしゃくじょう)を死んだら棺おけに入れてくれと元気な頃から言っていた」と振り返り、実際に収めたことを明かした。
同公演は前歌舞伎座のサヨナラ公演だったこともあり、「父の背中の向こうに見える、客席の先のちょうちんをよく見ておこうと思ったのを覚えている。でも、新しい歌舞伎座が全く同じだったので、何だよってなった」と苦笑。それでも、これまで公開されたシネマ歌舞伎23作品中、10本が選ばれている父の偉大さに思いをはせ、「こんなに大きな劇場にたくさんのお客さまにいらしていただいて、うれしく思っています」と満場の観客に深々と頭を下げた。
一方の「棒しばり」は三津五郎さん、故中村勘三郎さんと彌十郎の3人芝居。彌十郎は、「2人とはほぼ同世代。三津五郎の兄とは覚えていないけれど生まれた時からの付き合い。勘三郎さんとは小学3年生の元旦に初めて会い、その時から上から目線だった」というエピソードを披露した。
初演では、「僕は役者になったのが遅かったから、いつかやりたいと思っていた。お声がかかって、初日を迎えた時の感動は今でも覚えている」としみじみ。その後、研さんを積み、昨年8月の納涼歌舞伎では、勘三郎さんの長男の勘九郎、巳之助と共演。「初日に、振り返った時にみっくん(巳之助)の顔が見えた時はグッときちゃった。それまで何度も稽古をしているのにですよ」と感慨深げに話していた。
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