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“落としのナカさん”ベンガル「あぶデカ」ぶっちゃけトーク!「下手したら第2作で死んでいた」

2015年12月26日 18:00

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愛用の扇子を持参したベンガル
愛用の扇子を持参したベンガル

[映画.com ニュース] 舘ひろし柴田恭兵による人気シリーズの約10年ぶりの劇場版最新作で完結編となる「さらば あぶない刑事」の公開を記念し、過去作6作の上映会が開催。12月25日に、都内で映画版第2作「またまたあぶない刑事」(1988)のトークショー付き試写会が行われ、“落としのナカさん”こと田中文男刑事役のベンガルが参加した。

“落としのナカさん”といえば扇子が必須アイテムだが、ベンガル自身も愛用の扇子を持参。「ギャグでも何でもない。自分のためなんです」と説明するも、ファンは大喜び。ベンガルによれば「扇子は、僕がやりたいと言いました。(劇場版第1作の)長谷部(安春)監督は怖かったんだけど、小道具を使っていいか聞いて承諾をもらって。最初の日の丸(柄)と、次くらいは僕が用意したけど、3つ目からはスタッフが勝手に楽しんでやっていました。チョッキやネクタイも派手になって、最後はキャラクター(の整合性)なんてなかった」と苦笑い。当初は取調室だけにいる設定だったが「村川(透)監督かな、脚本家と話してロケに出すようにした」と語る。

活動範囲が広がったことでシリーズの特色であるアドリブの回数も増えたそうで、「最初にやったのは恭兵さん。(仲村)トオルをいじるのが楽しくて、それがフィルムにも出るようになった。浅野(温子)さんはアドリブばっかりでしたね。すごいテンションで、普通の人間じゃないと思った。怖かった……」と苦楽を共にした仲間だからこそ言える“ぶっちゃけ話”に花を咲かせる。NGが最も多かったのは舘だといい「舘さんは全然悪びれない。『俺は3行以上のセリフは言えないよ』って自分で短くしたりしていた」と明かした。

またまたあぶない刑事」撮影当時の印象的なエピソードを聞かれたベンガルは、「谷村刑事役の衣笠(拳次)の運転で、ブレーキをかけないから岸壁から海に落ちそうになった。僕は助手席に乗っていたんだけど、下手したら死んでいた。他にも危ないことがいっぱいありましたね」と爆弾発言。ファンを驚かせていた。

「僕はいつも同じような役どころ。ストーリーとかも覚えていない」「拳銃を撃つのが下手すぎて、恭兵さんに教えてもらった。恭兵さんは僕と同い年のくせにスポーツ万能」「昔、ロケバスがファンに囲まれて止まっちゃって、僕が恭兵さんのふりをしてその隙に(柴田が)逃げることもあった。僕だとわかるとファンはがっかりしていた」と自虐ネタを連発したベンガルだったが、「今回(『さらば あぶない刑事』)は特殊(な役どころ)です」と最新作での活躍を示唆。ファンの期待をあおっていた。

さらば あぶない刑事」は、吉川晃司菜々緒が新たに出演する。16年1月30日から全国公開。

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