川口春奈「にがくてあまい」主演で肉食系OLに!林遣都はゲイのベジタリアン男子に挑戦
2015年10月10日 06:00
ウェブコミック「EDEN」で無料配信プレビュー数100万以上、コミック累計発行部数60万部を突破した原作は、男に恵まれない女と、女に興味のない男という相容れない生き方をする2人が、ぶつかり合いながらも同居生活を通して互いの距離を縮めていく姿をコミカルに描いている。
昨年公開された福士蒼汰とのダブル主演作「好きっていいなよ。」が興行収入10億円を突破するスマッシュヒットを飾った川口は、今作で料理ができず部屋も荒れ放題というだらしない私生活をおくる肉食系OLのマキに扮する。撮影は既に終えており、「“仕事はバリバリこなして、家では家事も食生活もだらしない”というギャップやメリハリを出していけたらと思っていました。今までよりも大人の役ではありますが、マキのキャラでもある『テンション高く!』は監督とも話し、忘れないように心がけました」と振り返っている。
一方、オーガニックの野菜料理にこだわるイケメン教師の渚を演じた林は、初タッグとなった草野監督と交流を深めたようで「撮影の合間に飲みに行って、映画談義を熱く語り合ったこともあり、とても良い経験をさせて頂きました。監督は細部にもこだわり、妥協しない方で、映画に対する姿勢など尊敬しております」と話している。ゲイの役作りに関しては、「監督とよく話したり、ゲイの方に会って話をしたりしましたが、この主人公の渚は、あまり表立ってわかりやすいゲイの立ち振る舞いをしないので、そういう点は少し苦労しました」と明かした。
初共演となった2人は、撮影を通じて息もぴったりの様子だ。川口は自らのことを肉食系と豪語し、「はっきりとした性格なので、『好きなものは好き!』という感じで行動しますね」とニッコリ。すると林も、「自分に正直で、きっちりと自己表現する女性は好きです」と肯定してみせた。ともにプライベートでは料理をしないようで、林は「(練習中に)指を切って、それから怖くて“キャベツ恐怖症”になってしまいました。早く切りたかったんですが、勢いよく切っちゃって」と弁明していた。
映画は、ひょんなことから出会ったマキと渚が一緒に暮らすことになるところから始まる。ぞんざいに扱われながらも、マキは渚に恋する自分に気づくが、渚はゲイだった……。それでも、渚の作るオーガニック野菜料理に癒されながら、それぞれが抱える問題を解決していくうちに大切な存在へと変わっていく。脚本監修は上田誠、脚本は大歳倫弘(ともにヨーロッパ企画)が手がけている。
「にがくてあまい」は、2016年に全国で公開。
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