米映画館でまたも銃撃殺傷事件発生 暗視カメラと金属探知機は必要か?
2015年7月28日 12:45

米映画館でまたも銃乱射事件が発生
写真:ロイター/アフロ
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[映画.com ニュース] 米映画館でまたも銃乱射事件が起きたことを受けて、映画館の警備強化の必要性が議論されていると、The Wrapが報じた。
7月23日、米ルイジアナ州ラファイエットのシネコン「グランド16シアター」において、男が銃を乱射。2人が死亡し、複数人が負傷した。犯人は自殺したとみられており、動機は不明なものの、2012年にもコロラド州オーロラの映画館で12人が死亡する事件があったことから、さまざまな対策が議論されている。
セキュリティの専門家ハワード・レビンソンは映画館職員の数を増やし、異常を察知するためのトレーニングを行うことが必要と説く。アメリカの劇場で働くのはほとんどが十代の若者で、まともなトレーニングを受けていない。また、デジタル映写機の導入で、映写技師が不要となり、映画館にスタッフがほとんどいないことも被害が広がる原因となっていると指摘。シネコンではそれぞれの館内に暗視カメラを設置し、コントロールルームで1名が常時監視する必要があるという。一方、金属探知機の導入や持ち物検査も有効だが、映画ファンを映画館から遠ざけてしまうリスクがあるため、注意が必要だと論じている。
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