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日本のアイドルカルチャーを世界へ発信するドキュメンタリー映画を制作

2015年7月15日 06:00

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日仏英の国際チームが立ち上げたプロジェクト
日仏英の国際チームが立ち上げたプロジェクト

[映画.com ニュース] 日本のアイドルカルチャーを世界へ発信するドキュメンタリー映画「THE LAND OF IDOLS」の撮影が、7月にスタートした。

様々な社会現象を起こし、世界的にも徐々にムーブメントが広がりつつある日本のアイドルカルチャー。本作は、日本独自の「アイドル」とアイドルが巻き起こす現象をより深くあらゆる角度から国内外に紹介するため、日本在住のフランス人監督ジャン=アルマン・ブグレルをはじめとする日仏英の国際チームが立ち上げたプロジェクトだ。

ブグレル監督は、フランスでTVディレクターとして活躍し、音楽チャンネル向けに500本以上の番組を監督。2002年から脚本家・監督として日本に在住し、江戸川乱歩の小説「陰獣」の映画化に際し脚本を手がけ、バーベット・シュローダー監督、ブノワ・マジメル主演の同作は、08年ベネチア国際映画祭のオフィシャル・コンペティションで上映された。

さらに、映画の国際共同制作・宣伝で実績のあるプロデューサー、ベルリン国際映画祭受賞作やサザンオールスターズなどの日本を代表するアーティストのLIVEやMVなど、映画・音楽シーンの第一線で活躍する制作会社の撮影・技術スタッフが集結。ハイクオリティな映像で東京から地方まで、記録的大ブレイクを果たしたメガ・ガールズ・バンドから秋葉原の地下アイドルの日々に密着し、Drop、きゅい~ん’ズ、藤崎ルキノら様々な日本の「アイドル」の姿を追っていく。

なお本作は、国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery(モーションギャラリー)」で、制作支援金を募っている。目標金額は200万円で、支援者には限定のTシャツ、DVD、ブルーレイ、アイドルとスカイプでプライベートトークできるなど、様々な特典が用意されている。撮影は9月末まで行われ、来年1~5月に各映画祭での上映を目指している。

ブグレル監督は、「“一般の人々にアイドルが何か知ってもらう”ことは大きなチャレンジです。『The Land of Idols』が、日本のアイドルカルチャーが世界に広がるサポートになるよう、いつの日か『アイドル』の世界が『マンガ』や『アニメ』と同じくらい皆の心にはっきりと訴えるようになってほしいと思い、このドキュメンタリーを撮ろうと決めました」と、プロジェクトを立ち上げた意図を語っている。

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