IVAN、セクシュアルマイノリティ描く衝撃作に触発「濃厚なベッドインが出来れば」
2015年6月23日 04:00

[映画.com ニュース] セクシュアルマイノリティの世界を描き続けてきた中国人監督スカッドが6月22日、5作目にして初めての日本公開作となる「ボヤージュ」のPRのため初来日を果たした。それに伴い都内で会見し、タレントでモデルのIVANが応援に駆けつけた。
IVANは、「心と体の入れものが違うから違和感があった」と幼少期の葛藤を語り、最近の恋愛については「好きな人はいます。20代前半の野球が好きな方」と明かした上で、「でもお仕事が今は恋人なので、彼の事は後に回しています」と仕事優先を強調した。しかし、「(付き合っているかは)ご想像にお任せします。『ボヤージュ』を一緒に見て、濃厚な、アーティスティックなベッドインが出来ればなと勝手に思っています」とメロメロの様子で語っていた。
映画は、スカッド監督の自殺に対する考えと実体験に基づくアイデアから生まれ、セクシュアルマイノリティの性と生、自殺をテーマにした意欲作。若い精神科医のリョーは、自らのうつ病治療のため、香港から南アジアへと旅に出る。しかし、行く先々でかつての患者たちの経験をたどることになり、苦悩する。
製作にあたり、「これが本当に正しいものなのかとっずっと問いかけてきました。私は今作の製作中3度目のうつ病を患っているところでした」と苦悩を吐露。しかし、2013年に開催されたシカゴ国際映画祭でプレミア上映されて以来、その反響は凄まじく「シカゴとサンパウロの映画祭でのQ&Aは90分に及ぶこともあった」という。控えめに語るスカッド監督だったが、「イギリスにあるサマリタンという自殺防止団体の理事が、『この映画を作ってくれてありがとう。これで何人かの命を救ええるだろう』と言ってくれました」と胸を張った。
また、「今まで80カ国を旅してきましたが、日本が世界中で1番好きな国です。これから私の作品が上映されるのを心より楽しみにしております」と目を輝かせ、「日本で1番素晴らしいと思うのは人との接し方。自由な方も保守的な方も、皆さん平等に接してくれるところが魅力」と日本人の国民性に敬意を示した。
この日はほかに、今作に出演する女優のスーザン・ショウ、俳優で野球選手でもあるエイドリアン・ハン、スカッド監督の次回作「ユートピア(原題)」に出演するヘイズと京劇の俳優でもあるアドニスも出席。ショウは「スカッド監督は本物のアーティストだと感じています。周りに何と言われようと、自分の任務を決めたら、必ず果たす人です」と熱く語った。
「ボヤージュ」は、8月29日からヒューマントラスト渋谷ほか全国で順次公開。
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