A・バンデラス、アニメと実写の融合作「スポンジ・ボブ」は「想像力をかき立てる」
2015年5月4日 10:00
[映画.com ニュース]世界中で人気を集めるアニメの劇場版「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!」に、海賊バーガー・ビアード役を実写で演じたアントニオ・バンデラスのインタビュー映像を、映画.comが独占入手した。
バンデラスは、「正直に言うと、演じるのがとても難しかった」と本音を吐露。「撮影時には基本的に何もない。キャラクターごとに色分けされたバツ印を相手に演技したんだ」とCGを多用する今作の撮影の難しさを明かした。
アクションにも挑戦しており、「ゾロ役も大変だったがそれをはるかに超えるハードさだった」と自らのヒット作「マスク・オブ・ゾロ」を引き合いに出して笑う。さらに、ビアードを「作品にリアルさだけではなく奥行きを持たせる役割がある。ビアードはこの物語の悪役でもあるが、語りべでもある」と分析し、子供向けのアニメーション作品にスパイスを効かせた。
また、バンデラスは製作陣への称賛も忘れない。「本作を作った人たちの想像力の豊かさは計り知れない。実際にはなかったはずの大砲が、映像を見るとリアルにそこにある。シーンを作り上げていく過程は見ていて驚きの連続だった」とCG技術の進歩に感心した様子。主人公のスポンジ・ボブやパトリック、カニカーニが大騒ぎする今作のワンシーンを、「さまざまな色が入り乱れて想像力をかき立てる。ヒッピー運動の再来のようだ」と、アニメーションと実写の融合作ならではの魅力を楽しげに語った。
「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo(う~)!」は、5月16日から全国で公開。
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