TBS「SASUKE」イギリス民放最大手ITVが現地制作
2015年3月8日 16:30
[映画.com ニュース] TBS「SASUKE」、夢の世界大会実現へ、また一歩近づいた―。「SASUKE」のヨーロッパでの現地制作第2弾、イギリス版“Ninja Warrior UK”(NWU)の制作が、イギリス民放最大手ITVで行われる事が決定した。NWUの各種公式サイトも立ち上がり、ITVの公式発表はインディペンデント紙、ガーディアン紙など最大手を含む、イギリスの多数のメディアが報じた。放送は4月以降、ITVで1時間のレギュラー番組として放送開始予定だ。
TBSは、現在も放送中の「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「おもしろビデオコーナー」のイギリス版“You’ve Been Framed”でも同局と協業しており、今回は大型フォーマット契約の第2弾となる。これにより、アメリカに続きイギリスでも、TBS番組のフォーマットを元にした現地版番組が、地上波民放最大手で複数放送される事になる。
「SASUKE」の現地版制作は、先行しているアジア(マレーシア、シンガポール)やアメリカに続き、昨年は欧州初のスウェーデン版、中東初のトルコ版も実現。今年はベトナムでも制作が予定されているほか、アメリカでは昨年大成功を収めたアメリカ版“American Ninja Warrior”の最新シーズン7も予定されている。今回、欧州最大市場のひとつであるイギリスでの制作が現実化したことで、現地版制作も欧州各国をはじめとして世界中に益々広がる気配だ。
NWUは、1月29日から放送開始され人気を博している欧州現地制作第1弾のスウェーデン版“Ninja Warrior Sverige”に次ぐ、欧州での現地制作第2弾。NWUの制作は、ITV系でイギリス最大の制作会社Potato社が手掛ける。番組進行は、イギリスの人気テレビ司会者ベン・シェパードと元プロサッカー選手で監督を務めた事もあるスポーツ解説者のクリス・カマラ氏、数々のヒット曲を持つ人気ガールズバンド「サタデイズ」のロシェル・ヒュームズが務める。
収録は、国際的大型イベントなどが開催されるマンチェスターのCentral Convention Complexで3月末に行われる。現在、ロンドンはじめ主要都市で選手選考のためのオーディションを行っている。「SASUKE」の収録が屋内で行われるのは、国内外を通じて、97年の「SASUKE」第1回大会以来、番組史上2度目。NWUには、ウェールズや北アイルランドを含むイギリス全土から250人の選手が参加し、「イギリスのテレビ史上最難関コース」の制覇に挑む。(文化通信)