「ハンガー・ゲーム」最新作 独裁国家を反乱軍がジャックする特別映像公開
2015年3月4日 12:20
[映画.com ニュース]ジェニファー・ローレンス主演「ハンガー・ゲーム」シリーズ最終章の前編「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」の公開日が6月5日に決定し、合わせて劇中で描かれる独裁国家パナムのプロパガンダ映像を反乱軍がジャックする特別映像と、米版ポスターが公開された。
スーザン・コリンズ氏の人気小説を原作とし、架空の独裁国家パネムを舞台に、貧困層の住人が特殊な競技場で殺し合う「ハンガー・ゲーム」に参加させられた少女カットニスの活躍を描くサバイバルアクションシリーズ最終章の前編。過酷なハンガー・ゲームから2度生還したものの、抜け殻のようになってしまったカットニス。しかし、政府軍に故郷を破壊されたことで、集まった反乱軍を率いて反撃に出ることを決意し、“マネシカケスの少女”として革命のシンボルになっていく。
このほど公開された特別映像は、独裁国家パネムが制作した広報CMという設定で、最高権力者であるスノー大統領が国民に語りかけるところから始まる。そのかたわらには、これまでカットニスとともにハンガー・ゲームを戦い抜いたピーターが映し出され、人質となっていることがわかる。その後反乱軍が映像をジャックし、「マネシカケスはここにいる」と反乱を呼び掛けるメッセージが発せられ、カットニスが率いる反乱軍と政府軍の大規模な戦いを予感させる仕上がりとなっている。
本シリーズは、主人公カットニスが“最も興行成績を上げたアクション映画のヒロイン”としてギネス世界記録に認定されたほか、主演のローレンスは米経済誌フォーブスが発表した「2014年最も興行収入を稼いだ俳優」ランキングで、14億ドル(約1689億円)を記録し1位を獲得するなど、米を中心に一大ブームを巻き起こしている。
シリーズを通してメガホンをとってきたフランシス・ローレンス監督、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワースら主要キャストらが続投し、第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーアらが共演。また、本作は「ハンガー・ゲーム2」にも出演した故フィリップ・シーモア・ホフマンさんの遺作となる。6月5日から東京TOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開。