ニューヨーク市警、パトリック・スウェイジの映画で警官教育
2015年3月1日 21:35

[映画.com ニュース] 過剰な武力行使が問題視されているニューヨーク市警が、警官の適切な対応を指導する教材として、故パトリック・スウェイジ主演の映画「ロードハウス 孤独の街」(1989)を使用したと、米ニューヨーク・ポスト紙が伝えた。
「ロードハウス 孤独の街」は、酒場の用心棒に雇われたダルトン(スウェイジ)が、町のならず者たちを統制してゆくアクション映画。劇中で、ダルトンが手下らに「Be nice, until it’s time to not be nice(行儀よくしろ、その必要がなくなるときまで)」と話す約2分の映像が、2万2000人の警官を再教育するセミナープログラムに使用された。
なお、セミナーに参加した警官の1人は、「バカバカしい。映画から抜粋したものを見せて、現実の世界でもそう振る舞えと言うんだ。現実的じゃないよ。あれはハリウッド映画だ」と語っている。また、3日間に渡るセミナーは退屈な内容で、出席した警官の多くが居眠りしていたそうだ。
昨夏、ニューヨークでは白人警官が無抵抗の黒人男性エリック・ガーナーさんを窒息死させる事件が、ファーガソンでは白人警官が18歳の丸腰の黒人青年マイケル・ブラウンさんを射殺する事件が立て続けに起こった。両事件とも白人警官は不起訴となり、全米で抗議デモが勃発。警官への風当たりが強まるなか、ニューヨークのビル・デブラシオ市長は昨年12月、3500万ドルをかけた今回の再教育セミナーの実施を取り決めた。
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