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三浦貴大、坊主頭にジェルをつけて気合の「サムライフ」初日

2015年2月28日 12:30

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舞台挨拶に出席した三浦貴大(左から3人目)、松岡茉優ら
舞台挨拶に出席した三浦貴大(左から3人目)、松岡茉優ら

[映画.com ニュース] 森谷雄の監督デビュー作「サムライフ」が2月28日、関東6館で公開初日を迎え、主演の三浦貴大、ヒロインの松岡茉優をはじめ、共演の加治将樹柾木玲弥山本涼介、森谷監督、原作者の長岡秀貴氏が都内の劇場で舞台挨拶に立った。

三浦は今作を「大切な作品になった」と、東京公開に感無量の面持ちを浮かべた。「基本的に映画はエンタテインメントで、見た方が自由に感じて下さるのが一番だと思っている」と前置きしたうえで、「この映画は社会問題を要素として含んでいて、それをなんとかしようと行動している人たちがいることに目を向けてくれたり、気付いてくれたりするきっかけになればいいなと撮影中からずっと思っていた。そのあたりも気にしながら見て頂けるとありがたいです」と真摯に語った。

さらに松岡は、「心が温かくなる実話です。諦めないことって難しいことだと思うけど、(観客の)みなさん(映画を)見終わったら『諦めるのやめよ』って思えるはず。いろんな光を受け取って返ってもらいたいなと思います」と胸を張った。

三浦と松岡が今作を真剣に語る一方で、加治は「今日すごいいい日になるなと思ったのは、三浦貴大が『今日は気合を入れるんだ』と言って、この髪形(坊主)にジェルをつけていました」と舞台裏を暴露。三浦も「全然わからないでしょ?(笑)」と頭を触って見せ、笑いを誘った。

また、今作の原作に出合ってから公開まで8年の月日を費やしたという森谷監督は、「この5人の“青春感”を感じてもらいたい。夢をかなえる気持ちの強さみたいなものを、みなさんにも感じて頂けたらと思っています」と晴れやかな笑顔を見せた。さらに、撮影時から公開までの思いを綴った手紙を「長くなるので後で読んでください」と言い全員に手渡すと、松岡は「本当に(手紙が)分厚い。感想をブログに載せます」と喜んでいた。

今作は長野県出身の元高等学校教員である長岡氏が、認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人(いまじん)」を設立するまでを記した同名自伝をもとに、理想の学校づくりに情熱を注いだ若者たちの奮闘を描く。長岡氏は「僕らはフレームと白黒でしかものを描けない。貴大くんと、茉優ちゃんと、将樹くんと、玲弥くんと、涼介くんがちゃんと色を付けてくれた」とキャストに謝辞を述べ、「8年間、学園の活動を見放さずに『これが日本の明日を作るんだ』と言い続けた森谷監督に御礼申し上げます」と話した。

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