アジアでも“めしテロ” 「深夜食堂」へ寄せられる海外からの視線
2015年1月28日 12:20

[映画.com ニュース] 映画版の公開が目前に迫る「深夜食堂」が、アジア各国で人気を呼んでいる。「めしテロ」(深夜にも関わらず食欲をかきたてる映像などを流すこと)という言葉も生んだ同作は、原作、ドラマ、映画問わず、海を渡ってアジアの人々をもひきつけている。
深夜の小さな食堂「めしや」で繰り広げられる人間模様を描いた安倍夜郎氏による原作コミックは、日本でもシリーズ累計発行240万部を超えるベストセラーだが、韓国でも45万部、台湾・香港でも75万部、中国でも80万部と日本のコミックでは異例の販売部数を記録(いずれも2014年12月までの時点)。第9集(12年4月発売)からは日韓同時、第10集(12年11月発売)からは台湾も加えた日韓台での同時発売が行われており、韓国、台湾では安倍氏のサイン会なども行われて盛況となっている。
また、昨年10月から放送されていたドラマ「深夜食堂」第3部に関しても、韓国、台湾では、日本での最速放送日である10月19日と同日でテレビ放送を実施。台湾では、日本におけるNHKと言われる公共電視での放送で、中国でも最もメジャーな動画配信サイト「ヨウクトゥードウ」で配信を開始。各国で日本のドラマとしては異例の早さで放送・配信が行われており、今後もインドネシア、ミャンマー、シンガポール、香港での放送が決定。その他の国々に関しても交渉が続いている。

14年8月に映画化のニュースが日本で流れると、公式サイトなどに各国から映画上映に期待を募らせる声が寄せられた。同11月に台湾の台北金馬映画祭で上映されると、キャストの舞台挨拶がないのにもかかわらず400席の会場は満席に。海外セールスも好調で、すでに台湾、韓国、香港及びマカオ、フィリピンなどでの公開が決定している。
海外セールスの交渉にあたっている東映・国際営業部の担当者は、「とにかく各国でコンテンツの知名度が高く、興味を持ってくれる会社が多いことに驚いた。アイドルが出ている作品でもなく、時代劇でもない、また派手さがある作品でもないのに興味を持って下さる。この作品の持つ魅力が外国の方にもしっかり届いていることに驚きと喜びを感じました」と話しており、今後も海外への広がりが期待される。
「映画 深夜食堂」は1月31日から公開。
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