「妖怪になりたい」夢追求する加藤志異、今後は「妖怪という言葉を国際語にしたい」
2014年12月7日 23:40

[映画.com ニュース] 月収9万円、36歳独身の一般人男性が「妖怪になる」という夢を追いかける姿を映し出した異色ドキュメンタリー作「加藤くんからのメッセージ」が12月6日、東京・渋谷シアターイメージフォーラムで公開初日を迎え、出演の加藤志異と綿毛監督が舞台挨拶に出席した。
早稲田大学を11年かけて卒業した加藤は、「人の夢を応援する妖怪になりたい」という目標を追求し続け、“妖怪演説”と称して「夢は叶う! 僕らの夢よ、届け!」と絶叫する。その思いの根源には、大失恋や漫画家になれなかった挫折があった。加藤がなぜ妖怪になりたいのか、そしてどこへ行くのかに迫った2年間を映し出す。
加藤は、深夜にも関わらず満席の客席に「これから僕も、皆さんのそれぞれの夢を応援したいです。僕に連絡をください。TwitterとかFacebookもやっていますので、一緒に夢をかなえていきましょう」と力強く呼びかける。さらに、会場を駆けめぐりながら「どんな夢でもかなうのです。大好きな人を幸せにすることも必ずできる。もう一度会いたいあの人に会うことも必ずできる。だから僕は死なない。僕は生きる。僕は妖怪になる!」と高らかに“妖怪演説”を行った。
現在は絵本作家としても活躍している加藤。今後は「妖怪という言葉を国際語にしたい」といい、「『妖怪=YOKAI』が世界中どこに行っても伝わるようになってほしくて、来年は外国で(演説や絵本の読み聞かせなどの)妖怪活動をしたい」と胸を躍らせる。
さらに、社会現象にもなっている「妖怪ウォッチ」を引き合いに出し、「『妖怪ウォッチ』が世界中に知れ渡れば妖怪というのも広がる。頑張ってほしいし、僕も頑張る。お互い頑張ろうぜと思う」とエールをおくった。同作は今後、愛知・名古屋シネマテークと大阪・第七藝術劇場で順次公開予定。
フォトギャラリー
関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント