安達祐実「花宵道中」で初挑戦の濡れ場は「想像以上にアクロバティックなスポーツ」
2014年11月8日 19:20
安達は芸能生活30周年という節目で、吉原の花魁(おいらん)・朝霧役。初のフルヌードでの大胆な濡れ場にも挑み、「濡れ場は生々しくやろうと思い、ひとつの挑戦を乗り越えた部分が大きい。これが30年の集大成ではなく、ひとつの区切りとして、ここからまた一歩ずつ踏み出していきたい」と新たな意欲をみなぎらせた。
濡れ場のシーンでは、安達をはずかしめる商人という役どころの津田が、台本に「(朝霧が)ひざの上に乗っている」としか書かれていなかったため、豊島監督に「どこで押し倒せばいいんですか?」と進言。さらに、「監督が乳首をつねってくれと言ったんです。最初はやさしくもむようにして最後はギューッとという感じで。分からないから、監督の乳首を借りてやりました」と明かし、登壇者を爆笑させた。
その場面を見ていた安達は、「すごく面白かったけれど、次は私がされるんだと思った。“津田ショック”でしたね」と照れ笑い。それでも、「1回、通しでリハーサルをした時に想像以上にアクロバティックで、スポーツでしたね。でも、津田さんがグイグイ引っ張ってくれたので、恥ずかしさも関係なくなり集中できる環境にしてもらえた」と感謝した。
豊島監督も、「濡れ場の演出は初めてだったけれど、津田さんにプランをぶっ壊された。あんなになめるとも思わなかった」と感嘆。津田は、「スタンドインの女優さんとリハーサルをしたけれど、本番で安達さんが入ってきたらガラリと空気が変わった。濡れ場は女優さんによって変わる。安達さんは本当にハラを決めていた」と絶賛していた。
「花宵道中」は、「女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をダブル受賞した、宮木あや子氏の同名小説を映画化。吉原で人気の花魁・朝霧が命を懸けて染め物職人の半次郎と許されぬ恋を成就させようと奔走する姿を描く。
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