クリスチャン・ベール、スティーブ・ジョブズ伝記映画から降板
2014年11月5日 15:30
[映画.com ニュース] 米ソニー・ピクチャーズ製作、ダニー・ボイル監督がメガホンをとる故スティーブ・ジョブズ氏の伝記映画の主役に起用されたクリスチャン・ベールが、降板したことが明らかになった。
10月下旬にジョブズ氏役に決定したと報じられたばかりだが、米ハリウッド・レポーターによれば、オファーを受けて考慮した結果、ベール自身が自分は適役ではないと判断したことが辞退の理由だという。
本作の脚本を手がけるアーロン・ソーキンは先日、「ジョブズ役の俳優は最初から最後まで出ずっぱりになり、膨大な量のセリフをしゃべることになる。非常に難しい役どころで、最高の俳優が必要だが、ベールならやってくれる」と話していた。
ジョブズ氏役は最初にレオナルド・ディカプリオにオファーされたというが、ディカプリオの辞退を受けて、ベールを筆頭にマット・デイモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーが候補に挙がっていた。なお、アップルの共同設立者のひとりであるスティーブ・ウォズニアック氏役で米俳優セス・ローゲンが出演交渉中だと報じられているが、こちらも正式決定はしていない。
タイトル未定の本作は、ウォルター・アイザックソン著のベストセラー評伝「スティーブ・ジョブズ」の映画化。ソーキンは、2012年11月の時点では、初代マッキントッシュ、NeXTコンピュータ、そしてiPodというジョブズ氏が生み出した3つの製品の舞台裏を中心にした3部構成になると語っていた。