桃井かおり、新鋭・坂本あゆみ監督に熱烈ラブコール!「生まれて初めて“使われたい”」
2014年8月15日 23:30

[映画.com ニュース] 新鋭・坂本あゆみ監督のデビュー作「FORMA」の公開を記念し8月15日、本作を絶賛する女優の桃井かおりと坂本監督が、東京・代官山蔦屋書店でトークイベントを行った。
ある2人の女性が抱く憎しみの連鎖によって引き起こされる悲劇を描いたヒューマンサスペンス。第26回東京国際映画祭で日本映画スプラッシュ部門作品賞、第64回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で国際批評家連盟賞を受賞するなど、国内外で高い評価を集めた。
「無花果の顔」(06)で監督業にも挑戦している桃井は、本作の独特な間や長回しに「監督のリズムを叩き付ける映画。前半の長さには意味があって、その暗闇を抜けるとたどりつけるものがある」と熱く語った。
坂本監督は、「色々な映画を見ていて思うのは、会話をしている人物たちがみんな同じ方向に向かうなってこと。本当は色々な面をもっているはずなのでリアリティがないと思う。一貫性がないことを念頭に、良い人悪い人と決めないでフラフラしていけばいいと思う」と持論を展開。すると桃井も、「私が監督をやる時は俳優には何も教えない。俳優にわかった顔されて小芝居や芸を見せられても困る(笑)。そうじゃないとこの映画みたいな芝居は引き出せない」と賛同していた。
そして桃井は、「本も良いし、監督も良いし、俳優も良いし、カメラの品性も良い。せっかくの才能を育ててほしい」と期待を寄せながら、「生まれて初めて(女優として)使われてみたいと思った。『芝居が全然違う』『場数を踏んですっかりスレちゃってるんですね、桃井さん!』って言われたい(笑)。絶対文句も言わないし、ギャラも要りません!」とすっかり惚れ込んでいた。
「FORMA」は、東京・渋谷のユーロスペースで8月16日より公開。
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