66年を振り返り、次の世代へメッセージを伝える「三里塚に生きる」公開
2014年7月6日 06:20

[映画.com ニュース]故小川紳介監督の三里塚シリーズ第1作「日本解放戦線・三里塚の夏」から46年目、空港反対闘争の最終章を描くドキュメンタリー「三里塚に生きる」の11月公開が決定し、特報映像が完成した。小川プロ作品でカメラマンを務めていた大津幸四郎が、成田空港建設問題で揺れた三里塚に再びカメラを向けた意欲作だ。
1966年、日本政府は農村地帯である成田市三里塚に、事前交渉もなく一方的に空港建設を決定。ベトナム反戦運動などの時代を背景に、地元農民を中心とした反対運動が組織され、学生や青年労働者が支援に加わり、三里塚は激しい抵抗運動の舞台となった。しかし、国と闘った村が支払うことになる犠牲は、あまりにも大きなものだった。
三里塚闘争を記録し続けた小川紳介が残した日本のドキュメンタリー映画の伝統を受け継ぎつつ、カメラマン大津幸四郎と代島治彦が共同で監督。井浦新と吉行和子のナレーションで次の世代への熱いメッセージを伝える。音楽は「あまちゃん」の大友良英が担当した。
「三里塚に生きる」は11月にユーロスペースで公開。
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