ネットフリックスとベライゾンが通信速度の遅さをめぐって非難の応酬
2014年6月19日 07:30

[映画.com ニュース]米ストリーミング大手のネットフリックスと、通信事業者のベライゾンが配信速度の遅さをめぐって非難の応酬をしていると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
いさかいのきっかけは、ベライゾンの利用者が動画視聴時に遅延を体験した際に、ネットフリックスが「ベライゾンのネットワークが現在混み合っています」という表示を画面に出したことだ。遅延の原因はすべてベライゾンにあるとしたものだが、これに対してベライゾンはブログで反論。問題はベライゾンのネットワークではなく、ネットフリックスが選んだ仲介業者にあるとしている。
ネットフリックスの視聴時に発生する遅延問題について、ネットフリックスはプロバイダ側に責任があるとして批判を繰り広げているが、プロバイダ側はネットフリックスがただ乗りしているうえに、トラフィックに多大な負荷をかけていると反論。配信速度のこれ以上の落ち込みを避けたいネットフリックスは、今年2月、大手コムキャストと直接接続を行う有料ピアリングの契約を結んでいる。他のプロバイダとの交渉も行っているが、ピアリングの料金を巡って交渉が難航している状態だ。
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