べネチア金獅子賞のドキュメンタリー「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」予告編完成
2014年4月24日 14:15

[映画.com ニュース] 昨年の第70回べネチア国際映画祭で、ドキュメンタリーとして史上初めて金獅子賞を受賞したイタリア映画「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」の予告編が公開された。
ジャンフランコ・ロージ監督が、マルコ・ポーロが奇妙な五十五都市について、フビライ汗に語るというイタロ・カルビーノの名著「見えない都市」にインスパイアされて製作したという本作は、ドキュメンタリーの枠組みを超え、市井の名もなき人々に寄り添い、それぞれの人生を叙情的に時にユーモラスに切り取った野心作だ。
予告編では、木の中の「音」の世界を研究する植物学者、ブルジョアを装い偽りの今を生きる没落貴人、あてもなくお喋りしながら暮らす老紳士とその娘、仕事の合間を縫って年老いた母親の面倒をみる救急隊員、後継者がいないことを憂うウナギ漁師という、ローマを取り巻く大動脈高速道路GRA周辺の住人の横顔を紹介。スポットライトを浴びることもなく懸命に生きる人々の人生をあぶりだす。
「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」は、8月16日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。
(C)DocLab
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