岡田准一、“息子”松坂桃李の横顔にうっとり 「キラキラしている!」
2014年4月8日 19:25
[映画.com ニュース]NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮影が折り返し地点を迎え、新キャストが加わった“新生・黒田家”の収録が開始された4月8日、東京・渋谷の同局で主演の岡田准一をはじめ、濱田岳、速水もこみち、高橋一生、新キャストの松坂桃李と塚本高史が会見した。
今後の放送で、官兵衛は信長への謀反を起こした荒木村重を説得しようとするが、とらわれの身となり1年以上も幽閉される。松坂や塚本が加わる6月以降の後半戦では、官兵衛が再び秀吉の下で軍師として活躍し、黒田家は大名となって飛躍を遂げていく。松坂は官兵衛の嫡男で元服した長政、塚本は歴史に名を残す猛将として知られる後藤又兵衛を演じる。
岡田らは劇中衣裳で登場。官兵衛は牢生活で顔には瘡が残り、足が不自由なため杖を突いているが、一方で出世を遂げたことで衣裳は華美に。岡田は「やっとこういう衣裳が着られるようになり、天下の大舞台に出て(黒田家の)藤の紋章を掲げられるようになった」と笑顔を見せる。官兵衛を演じるうえで、以前から「幽閉の前後(での変化)を自分なりに考えてやってきた」と明かし、「地獄を見て帰ってきた男の雰囲気を出せれば」と意気込みを語る。
松坂は3月中にクランクインしたが、「まだそんなに日は経っていないですがこれから楽しみです」と充実の表情。「歴史の結果というのは既に記されていますが、その人物がそこにたどり着くまで、どんな過程があり、どういう思いで戦に出たのか。そうした思いを知ることができるのが楽しみであり、演じる上で大事にしたいと思っています」と語る。
岡田は、嫡男・長政の凛々しい姿に「素敵。まぶしいです! みなさんに横顔を見てほしい。最高ですよ」と隣に立つ松坂を見てニヤリ。松坂のクランクインを待ちわびていたというが、「現場でもキラキラしていますよ。松坂くんでよかったと、リハーサルをしていつも思っています」と絶賛した。一方、松坂から見た官兵衛の印象は「強く賢く、父として大きく、完成されている存在。だからこそ未完成の長政はその背中を追うし、『いずれ父の想像を超えてやる』という目標なんだと思います」と言葉に力を込めた。