「半沢直樹」に便乗? FROGMAN監督「鷹の爪7」は「経済モノ」
2014年3月21日 07:30
[映画.com ニュース] 人気ギャグアニメ「秘密結社 鷹の爪」の劇場版7作目「鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ」が3月20日、開催中の「東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2014」でオープニングを飾り、声優を務めた木の実ナナと本田翼、脚本やメイン声優など一手に手がけたFROGMAN監督が舞台挨拶に立った。
地球に優しい世界征服を企む秘密結社「鷹の爪団」と、ひょんなことから同団に入団したタウンワークスのマスコットキャラクター「ジョブーブ」が繰り広げるドタバタ劇を描いた本作。木の実は女社長・藤堂文代役を演じ、「声優はやったことあるけどイヌと水晶玉だった。人間は初めて」と明かし、収録中は「監督が横にいてくださって、監督の指示通りにやった。健気ないい女優だったと思う」と自画自賛した。
声優初挑戦の本田は、1人7役に挑み「どうやって声を分けるのか悩んだけれど、それぞれのキャラが個性的だったので、そんなに悩まなくていいのかなと思った」とリラックス。木の実と本田はこの日が初対面だといい、木の実は本田を「本当にかわいい! 7役ご苦労さまでした。これから仲良くしましょうね」とすっかり意気投合。恐縮気味の本田も、「こちらこそご一緒できてうれしく思っております!」と大先輩に頭を下げていた。
本上映はワールドプレミアとなったが、FROGMAN監督は「『ワールドプレミアなんて言うのは恥ずかしいからやめなさい』と言ったんだけど、こうしてキラキラ光る服のお2人を見ると、言っておいてよかったかな。いつも舞台挨拶は僕1人なので、出演者は華やかな人を指名した方がいいんだなと改めて学んだ」と賑やかなステージに満足げ。そして、「今回は『半沢直樹』に便乗した経済モノ。絵のすごさだけじゃなく、物語でエキサイティングに見せることにこだわった」と狙いを語った。
「鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ」は、求人情報誌「タウンワーク」とのコラボレートにより1週間限定で無料公開される。