美少女大集合の青春コメディ「乙女のレシピ」公開　少女たちの成長に監督も「ドギマギ」

［映画.com ニュース］　高校の料理部を題材にした青春コメディ映画「乙女のレシピ」が3月15日、東京・新宿K'sシネマで公開初日を迎え、主演の金澤美穂をはじめ、城戸愛莉、秋月三佳、渡辺恵伶奈、優希美青、三原光尋監督が舞台挨拶に立った。

山形県・庄内における映画人の発掘育成プロジェクト「庄内キネマ製作委員会」の第2弾製作作品。料理部に所属する女子高生4人が、部の存続をかけた料理コンテスト優勝を目指し奮闘する姿を描いた。

主人公・夏希役を演じた金澤は、「まだ役が決まっていない状態からリハーサルをして、どんどん役が決まっていった。ダンスや漫才のシーンなどをリハーサルしているうちに、みんな自然と仲良くなり、映画みたいな関係性が生まれた」。また、「夏希はリーダーシップのある天真爛漫な女の子。私自身はあんなにハイテンションに人に接することがなかったので、そのテンションを維持することが一番大変だった」と自身とのギャップを明かした。

NHK朝ドラ「あまちゃん」内で人気を博したアイドルグループ「GMT47」でブレイクした優希は、夏希の妹でカメラ女子の茜役を演じたが「実はカメラや機械が苦手で（笑）。周りの方に教えてもらいながら、やっとボタンを押せるようになった。なるべく現場の写真や皆さんの笑顔を撮るようにしていた」と役作り。ミスマガジン2011の秋月は、「この作品に出られてよかった。これからも料理映画に出たいなっていうくらい、幸せな映画になった」と満面の笑みを浮かべていた。

久々にキャストと再会した三原監督は、「みんなどんどん成長していくのでドキマギしてしまう（笑）。ふだんはみんな違う人生を歩んでいるので、いかにリアリティをもって（友情関係を）作れるかを考えた。1カ月かけたリハーサルの効果が出ていると思う」と手応え。さらに、「あのあとあごが外れるような波瀾万丈な物語がある。続編を作れるかどうかは皆さんのお力！」と猛アピールした。