演歌界の若きホープ山内惠介の銀幕デビュー作　挫折と再起を描く予告公開

ニッポン放送開局60周年記念作品として製作される、涙と笑いと歌でつづる人情物語。歌うことができなくなった演歌歌手が人の温かさに触れ、自分を取り戻していく姿を描く。17歳でデビューし、昭和の大スターたちが活躍した「男が男だった時代」がテーマの「銀幕歌謡シリーズ」を歌いあげてきた山内が、本人役で主演する。

山内がデビューし、ようやく人気が安定した頃、所属事務所が飲食事業で失敗し、携帯ゲームの会社に買収される。新経営陣の方針に戸惑いながら、なんとか活動を続ける山内だったが、コンサートの当日、声を張ると同じ箇所を繰り返し歌うという奇病にかかってしまう。経営陣たちの圧力や前社長の借金がのしかかるうえに、病状は悪化していき自信を喪失、歌手生活を諦め旅に出る。

山内本人が歌う主題歌「ただひとつの花」が使用された予告編では、兄貴分の香川（武内享）の叱咤（しった）や、昭和歌謡バーの常連客（不破万作）たちの励ましを受け、挫折を乗り越えようとする山内の姿が、前向きに温かく描かれた。

映画初出演にして主演を務める山内は、「自分の歌で『感動した』『勇気をもらった』と言っていただくことに喜びを感じます。だから、映画の世界でもそんな風に出来たらと思っています。自分が与えられたことに対して、歌と演技でどこまで応えることが出来るか必死に取り組んで、今まで山内惠介を支持してくださっている方へのお気持ちに応えたいです」と、真摯なコメントを寄せた。

監督は劇団WAHAHA本舗所属の俳優で脚本家・放送作家のすずまさ。元チェッカーズのリーダー、武内が出演と音楽監修を兼ねる。

「山内惠介・THE歌謡ムービー　昭和歌謡危機一髪！」は、2014年1月11日から東劇ほか全国で順次公開。