「攻殻ARISE」素子演じる坂本真綾、バトー制圧「気持ちいい!」
2013年11月30日 23:55
[映画.com ニュース] 人気アニメ「攻殻機動隊ARISE」のシリーズ第2弾「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」が11月30日、全国23スクリーンで封切り。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶が行われ、主人公・草薙素子を演じる坂本真綾、バトー役の松田健一郎、ロジコマの声を務める沢城みゆきが顔をそろえた。劇中には素子がバトーを“制圧”するシーンがあり「あれは気持ちいいですね!」(坂本)、「こっちも気持ちがいいです」(松田)と振り返っていた。
士郎正宗氏による原作コミック、押井守監督版、神山健治監督版に続く“第4の攻殻”として注目を集める「攻殻機動隊ARISE」。全4部作で構成され、第2弾となる本作では「501機関」から独立を果たし、独自の部隊結成を構想する草薙素子が、自立型支援車両ロジコマのAIがハッキングされる事件に遭遇。政府に対する電子戦を準備する元レンジャーのバトー、ボーマ、元陸軍情報部のイシカワらに出会う。
舞台挨拶には声優陣に加えて、黄瀬和哉氏(総監督・キャラクターデザイン)、冲方丁氏(シリーズ構成・脚本)、本作が初メガホンとなる竹内敦志監督、製作総指揮の石川光久氏が登壇した。黄瀬氏は「話数が少ないなかで、攻殻のメンバーをいかに登場させるかが課題だった。メンツがそろわないと、話が進みませんから」といい、冲方氏も「かわいそうなバトー、感じが悪いサイトー、肩身が狭いイシカワ。各メンバーの“若さ”を出すことが命題だった」とキャラクター造形へのこだわりを語った。
映像面では、先日行われた完成披露試写会で「アクション映画という観点では、I.G史上ベストな出来」と石井氏が絶賛したばかり。3DCGを駆使したアクションシーンに話題が及ぶと、竹内監督は「私の力だけではなく、現場スタッフがものすごく背伸びし、踏ん張ってくれた結果、作品全体のクオリティが底上げされた」と謙虚な姿勢。これには石井氏も「とんでもないことをやる監督ほど、謙虚なんですよ」と感心しきりだった。
同日、シリーズ第3弾にあたる「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」の2014年6月28日公開が発表された。坂本は「私は何も知らないので、皆さんと一緒に楽しみにしている」と期待を寄せ、「今回の素子は、初めて外の世界に出て、人生の一歩を踏み出した。楽しそうだし、いきいきとやるべきことを探している」とその成長ぶりに目を細めていた。
本作の公開を記念し11月29日、30日には、JR新宿駅東口ステーションスクエアに屋外展示ブース「攻殻LABO」がオープン。特殊なボディペイントで希望者を“義体化”する「義体屋」も登場し、長蛇の列ができていた。
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