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ウォン・カーウァイ製作 視覚障害をもつピアニストを描く感動作「光にふれる」予告編

2013年11月26日 09:15

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「光にふれる」の一場面
「光にふれる」の一場面
(C)2012 Block 2 Pictures Inc. All rights reserved

[映画.com ニュース] ウォン・カーウァイ製作総指揮による2013年アカデミー賞外国語映画賞台湾代表作品「光にふれる」(チャン・ロンジー監督)の予告編が、このほど公開された。

視覚障害をもつピアニスト、ホアン・ユィシアンの半生を描いた作品で、ホアンは台湾の田舎町で生まれ育ち、生まれつき目が不自由だが、早くから類まれな音楽の才能を見せた。視覚障害のある学生として初めて、国立台湾芸術大学ピアノ科で学士を取得。その繊細さゆえ、周囲の人々の心に隠された感情が「見える」という。チャン監督がホアンを追った短編作に心を打たれたカーウァイが、長編として映画化することを決め、本作が誕生した。

幼い頃のトラウマで、表舞台に立てなくなった天才ピアニストが、都会の音楽大学に通い、仲間たちとの交流によって、逆境を乗り越え夢にむかう姿を実話に基づき描いた。現在はプロのピアニストとして活躍しているホアン自身が主人公を演じ、チャン監督は、光や影を駆使してぼやけたシルエットを作り出し、それを通してホアンの記憶や視覚経験の描写を試みた。

予告編では、大学に入ったばかりの頃のホアンのキャンパスライフでの紆余曲折と、その後志の高い仲間たちとの出会いによって、自らの才能を開花させていく模様、そしてホアンの成長を見守る母の姿が瑞々しい映像と美しいピアノで綴られる。

光にふれる」は2014年2月8日全国公開。

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