武田鉄矢、22年ぶりの「僕は死にません!」 中国版「101回目のプロポーズ」をPR
2013年9月9日 21:30
[映画.com ニュース] 歌手で俳優の武田鉄矢が9月9日、都内のスタジオで映画「101回目のプロポーズ SAY YES」のTVスポット用ナレーションを収録した。武田が22年前に主演した大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」を日中合作でリメイクし、武田自身も特別出演する本作。ナレーションには「僕は死にません!」の名セリフも登場する。
1991年にフジテレビ系で放送され、最高視聴率36.7%を記録した「101回目のプロポーズ」は、武田演じる不器用な男性・星野達郎と、過去のトラウマから恋愛に臆病になったチェリストの矢吹薫(浅野温子)とのラブストーリーを描いた。映画は舞台を中国・上海にうつし、「レッドクリフ」シリーズで知られる台湾の女優リン・チーリン、ホアン・ボーが切ない恋愛模様を織りなす。中国では今年2月に公開され、累計興行収入30億円、観客動員660万人を突破した。
代表作のリメイクに、武田は「20年以上前に作ったドラマが、国境を超えて輸出されるというのは純粋にうれしかった」と喜びの声。「当時はいわば“美女と野獣”の物語でしたが、こちらは一種の格差社会を背景に、恋愛物語をとても深く掘り下げてくれた」と持論を展開した。
武田本人は、リン演じる美人チェリストのイエが日本留学時に師事していた薫の夫・達郎として登場。2泊3日の上海ロケに参加し「向こうの皆さんも、僕のことを知っていてくれるから、現場に入っても、若いスタッフさんは怯えて近づいてこなかった(笑)」というが、「若い監督さんがきちんと撮ってくれたし、いい時間を過ごしました」と述懐。共演したリンについて「手の付けられないほど絶世の美女で、まぶしかった。浅野温子の芝居のクセも分析して、しっかりとお芝居を深めようとしていた」と感心しきりだった。
「101回目のプロポーズ SAY YES」は10月19日から全国公開。