米タイムワーナー、CBSの放送を中止 配信契約の更改交渉が決裂
2013年8月9日 22:40
[映画.com ニュース] アメリカの主要ケーブル会社タイムワーナー・ケーブルが、米4大ネットワークのひとつである米CBSの放送を中止したと、ロサンゼルス・タイムズが報じた。
タイムワーナー・ケーブルとCBSは放送権の更改交渉を行ってきたが、CBSが5年前の前回契約時から大幅な使用料アップを求めてきたため、タイムワーナー側が翻意。交渉がまとまらないまま期限を迎えたため、タイムワーナーはCBSの放送を中止することになった。
関係者によれば、現行契約ではタイムワーナーの契約者1人あたりの放送権が1ドル以下となっているが、CBSが新たに提示した条件は2ドル以上だという。タイムワーナー側が徹底抗戦の構えをみせるなか、CBS側はディッシュ、ディレクTVといった衛星放送やニューヨークのケーブル会社ケーブルビジョンなどと同様の条件で契約更改を済ませているとプレッシャーをかけている。
なお、現在のところ行政や司法は介入していないが、NFL中継がスタートする9月まで話がもつれると、有権者の声に敏感な政治家が解決に向けて動くことになりそうだという。
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