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「ジャーニー」ドキュメンタリーで明かされるボーカル・ピネダの壮絶な過去

2013年3月13日 12:30

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「ジャーニー ドント・ストップ・ビリーヴィン」の一場面
「ジャーニー ドント・ストップ・ビリーヴィン」の一場面
(C)2012 Everyman's Journey, LLC

[映画.com ニュース] 今年で結成40年を迎える、アメリカの伝説的ロックバンド「ジャーニー」を追ったドキュメンタリー「ジャーニー ドント・ストップ・ビリーヴィン」の本編映像が公開された。現在、リードボーカルを務めるアーネル・ピネダや家族のインタビューを中心に、ピネダの幼少期の過酷な生活と夢を実現させるまでの軌跡をたどる。

現在、約4年ぶりのジャパンツアーを敢行している「ジャーニー」。1973年にサンフランシスコで結成され、「オープン・アームズ」などの名曲を生みだし、アメリカを代表するバンドへと成長。メンバーの脱退や解散という危機に直面するも、メンバー交代を行いながら困難を乗り越えてきた。07年には、ギタリストのニール・ショーンが、無名だったフィリピン人シンガーのピネダによるカバー映像をYouTubeで発見し、ピネダを新ボーカルとして迎え再スタートを切った。

本作は、「イメルダ」(04)のラモーナ・S・ディアス監督がメガホンをとり、波乱の道を歩んだバンドと40歳でアメリカンドリームをつかんだピネダの実像に迫る。今回公開された本編映像では、ピネダの口から路上生活、別離を経験しながらも音楽で家族を養ってきた過去が語られる。さらに、若き日のステージ映像や、世界的ロックバンドのメンバーとしてステージに立つようになったピネダの臨場感あふれるライブ映像が盛り込まれ、歌うことの喜びを忘れない不屈の精神を感じることができる。

また、ピネダはバンドのボーカルに抜てきされた当時を振り返り、「まるでおとぎ話だよ。現実感がなくてずっと夢を見ているみたい」と心境を明かした。メンバーの一員として世界を回り、「世界一恐ろしい仕事だよ。最高に刺激的だけどやっぱり恐ろしい。僕が相手にするのは何百万人というジャーニーの大ファンだからね」と成功を手にしても、真しな姿勢で音楽と向き合う姿がうかがえる。

ジャーニー ドント・ストップ・ビリーヴィン」は、3月16日から全国で公開。


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