“オオカミバンド”マンウィズ、CDショップ大賞受賞!紅白出場に意欲
2013年3月7日 22:30
[映画.com ニュース] 全国のCDショップ店員が選ぶ「第5回CDショップ大賞 2013」の授賞式が3月7日、都内で行われ、ロックバンド“MAN WITH A MISSION”(マン ウィズ ア ミッション)が昨年7月に発売したアルバム「MASH UP THE WORLD」が大賞に輝いた。頭はオオカミ、体は人間という究極の生命体5人組で、謎の“オオカミバンド”として人気上昇中。存在感だけでなく、音楽性の高さが認められた形で「心ヨリウレシイ。本当ニアリガトウゴザイマス!」と吠えた。
全日本CDショップ店員組合による賞で、耳の肥えた全国のCDショップ店員たちが、前年発売の邦楽アルバムのなかから、最も評価する1枚を選ぶもの。その名誉はもちろんのこと、昨年の同賞を受賞したアイドルグループ・ももいろクローバーZが大ブレイク、NHK紅白歌合戦出場も果たしたとあって、今年の大賞の行方に俄然注目が集まっていた。
代表してギター&ボーカル&ラップ担当のJean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー)が日本語で応対。紅白への意欲を聞かれ、「オオカミガ出テモイインデスカ?出ラレルナラ、全力デ出マス」と意気込んだ。「雄ナノデ、白組デスカネ」。また「イツカ、グラミー賞ノレッドカーペットヲ歩イテミタイ」と大きな目標を掲げた。
きゃりーぱみゅぱみゅ、SEKAI NO OWARIらを押しのけての受賞。その風貌のため笑顔こそ見せることはなかったが、バンザイで喜びを表現。「人間デナク、オオカミデモ受賞デキタ」と笑わせ、受賞をきっかけに「モットモット色ンナ方ニ、オオカミノ音楽ニ触レテモラウ機会ガ増エレバ」と話した。また、「CDショップ店員ナクシテ、音楽ハオ客サマ二届カナイ。ソノ熱意、尽力ニ恥ジナイヨウ、精進、邁進シテイキマス」と誓った。
2011年6月にメジャーデビュー。“オオカミバンド”として感心を集めながら、色物ではない骨太のサウンドを響かせてきた。メジャーデビューアルバム「MAN WITH A MISSION」は、昨年の同賞最終候補に。2年連続のノミネートで栄冠をつかんだ。その音楽性について「ロック、ポップス、バラード……ドンナ音楽ガ好キナ方デモ楽シンデモラエルハズ」とアピール。音楽を通じ伝えたいメッセージを聞かれ「言葉デハ表現デキナイ。CDヲ聴キ、ライブニ足ヲ運ンデモラエレバ必ズ伝ワリマス」と話していた。
今年2月20日に発売したセカンドシングル「Emotions」は週間チャート3位を記録。ヨーロッパツアーも成功させ、先日はテレビ朝日「ミュージックステーション」に初登場し話題をさらうなど、人気が加速している。5月の初の日本武道館公演のチケットはわずか1分で完売。紅白出場も十分に射程圏内だ。(映画.com×文化通信.com)
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。