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スパニッシュホラー「フリア」予告で描かれる、美少女がもたらす恐怖

2013年3月6日 14:00

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「フリア よみがえり少女」の一場面
「フリア よみがえり少女」の一場面
(C)2011 Oberon Cinematogràfica, S.A.

[映画.com ニュース] 第62回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、スパニッシュサスペンスホラー「フリア よみがえり少女」が4月13日に公開されることになり、予告編が公開された。

第59回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「悲しみのミルク」(2008/クラウディア・リョサ監督)の製作を担当した、アントニオ・チャバリアスの長編初監督作。チャバリアス監督は、ゴヤ賞最優秀脚色賞にノミネートされた「Volveras」(02)、「Las vidas de Celia」(06)などの映像作品を手がけているほか、1990年には映像制作会社オベロン・シネマトグラフィカを設立するなど、精力的に活動している。

本作では、「純真無垢(むく)な少女から邪悪さが生まれるのか」「汚れなき子どもを殺すことができるのか」「過去から逃れる方法はあるのか」「輪廻転生は本当にあるのか」という疑問から着想を得て、幼い少女がもたらす恐怖によって、精神が崩壊し狂気に駆り立てられていく大人の姿を描く。

子どもができずに悩んでいた小学校教師ダニエルは、幼少期の親友マリオと再会する。しかし、マリオは「娘フリアに会ってほしい。そうしたらすべてがわかる」という謎の言葉を残し、自殺してしまう。ダニエルは、妻ラウラの希望でフリアを預かることになるが、次第に過去の忌わしい記憶が呼び起こされていく。

予告編は、ファン・ディエゴ・ボト演じるダニエルが、少女フリアの何気ない仕草やすべてを見透かしたような視線に追い詰められていく様子を映し出す。初対面のダニエルに対して「あなたを知っている」とささやいたり、手首から血を流して絶命している父親とともに湯船につかりながら、無表情で呼びかけているフリアの姿に背筋が凍る。

フリア よみがえり少女」は、4月13日から全国で公開。

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