浅田次郎、プレイボーイの過去明かす「女の人は今も昔も分からない」
2013年1月24日 15:00

[映画.com ニュース] 作家・浅田次郎氏の新作をフジテレビアナウンサーが朗読する舞台「ラヴシーン2013~降霊会の夜~supported by スカルプD」の製作発表が1月24日、東京・台場のフジテレビで行われ、原作の浅田氏と演出の河毛俊作ほか、アナウンサーの奥寺健、川端健嗣、笠井信輔、向坂樹興、生野陽子、高橋真麻らベテランから若手まで18人のアナウンサーが会見した。
さまざまな愛のかたちをアナウンサーが語ってきた朗読舞台「ラヴシーン」。今回は「あの人にもう一度、逢いたい」をテーマに、浅田氏の新作恋愛小説「降霊界の夜」の後半のみを一部脚色して朗読。軽井沢の別荘にひとりで暮らす初老の男が、嵐の夜に迷い込んできた謎の女性に導かれ、降霊会の儀式に臨む姿を描く。
主人公は戦後まもなくして東京に生まれた団塊の世代だが、浅田氏は「当時ディスコという言葉はなく“踊り場”と呼ばれていたけど、東京出身の子たちは当たり前に通っていた」と述懐。すると生野アナから「先生も主人公のようにプレイボーイだった?」との質問が飛び、「女の人は今も昔も分からない。僕は面倒くさがりで恋愛はあまりしなかったけど、だいたいあんな感じだった。昨日より後のことは忘れる」と照れ笑い。この日がアナウンサーの面々との初顔合わせとなったが、「僕はテレビっ子で1日に5時間くらい見る。なので(笠井アナを)朝も拝見してきたし、毎朝会っているので初めての気がしない」とすっかり意気投合。さらに、「今日に備えて読み直してきたけど、『これ誰が書いたんだろう?』というくらい良い小説だった。ちょっと経ってから読むと値打ちが分かる」と自画自賛で笑わせた。
同局トレンディドラマの一大ブームを築き上げた演出の河毛氏は、「浅田ファンなのでこの作品もすぐに買い求め、自分の時代の話だし映像にできないかなと思っていた。ただ、浅田先生の素晴らしい文章や長い語りを映像にするのはなかなか難しい。朗読だったら映像よりもうまく表現できるのでは」と期待。ベテランの向坂アナも、「フジテレビアナウンサーは本番になるとこんなに強いのかと感じてほしい。テレビとはまた違う力を発揮したい」と意欲満々だった。
主人公を演じる奥寺アナは、「素晴らしい作品に出合えた。降霊会なのでホラーの要素もあり、人間の奥底を描いた究極のラブストーリーでもある」。笠井アナも、「裏昭和史的な濃密な色の作品。浅田先生の実体験を含めた具体的なものから立ち上がっている」と朗読を楽しみにしていた。
「ラヴシーン2013~降霊界の夜~ supported by スカルプD」は、日本橋三井ホールで2月16~17日に開催される。
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