工藤夕貴、モントリオール2冠の主演作“日本凱旋”に満面の笑み
2013年1月10日 21:15

[映画.com ニュース]女優の工藤夕貴が1月10日、東京・港区のカナダ大使館で行われた、日本・カナダ共同製作映画「カラカラ」の完成披露試写会に出席した。昨年、カナダ・モントリオールで開催された第36回モントリオール世界映画祭で、「世界に開かれた視点賞」と「観客賞(カナダ長編部門)」の2冠を達成した本作。晴れの日本凱旋に、工藤は「賞を受賞したことで、日本でもより注目を集めることがうれしい。特にオーディエンスが選ぶ観客賞は、とても名誉なもので、私たちにとっても励みになる」と満面の笑みを浮かべていた。
映画は沖縄を舞台にしたロードムービーで、第二の人生の岐路に立ったカナダ人男性ピエール(ガブリエル・アルカン)と沖縄在住の主婦・純子(工藤)が“大人の家出”を通し、自身の生き方を見つめ直す姿を描いた。タイトルの「カラカラ」は沖縄の泡盛を入れる酒器を指す。
工藤は「深い題材だが、テイストはフランス文学のコメディのよう。独特の世界観から、一生懸命に生きる二人の面白みが伝われば」とアピール。劇中では英語のセリフを披露しており、「まるで(英語が)母国語のように話せたのは、今回が初めて。自由で守られた現場の雰囲気のおかげ」と振り返った。
メガホンをとるのは「窯焚 KAMATAKI」(2008)など、日本を舞台にした作品を多く手がけるカナダのクロード・ガニオン監督。この日は工藤とともに舞台挨拶に登壇し、「今まで監督したどの作品よりもスムーズな現場だった」と述懐。さらに、「夕貴が頑張ってくれたおかげ。彼女は撮影に入る前から、脚本を深く理解していた。脚本を深い部分まで読み込める俳優というのは、実はあまり多くないのです」と演技に臨む工藤の姿勢を絶賛していた。
「カラカラ」は1月12日から舞台となった沖縄県の2劇場で先行上映され、1月19日から全国で公開。
(C)2012 KARAKARA PARTNERS & ZUNO FILMS
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI