倖田來未×蜷川実花×安野モヨコ、夢のコラボによるMVをUULA独占配信

(C)安野モヨコ/コルク

［映画.com ニュース］　写真家で映画監督の蜷川実花が、歌手・倖田來未による名曲「ピンクスパイダー」のカバー曲のミュージックビデオで、人気漫画家・安野モヨコ氏による未完作品「バッファロー5人娘」を映像化したことがわかった。ソフトバンクとエイベックス・エンタテインメントによる合弁会社が提供するサービス「UULA」で、今冬に独占配信される。

「ピンクスパイダー」は、ロックバンド「X JAPAN」のギタリスト、hideが「hide with Spread Beaver」名義で、1998年に発表したシングル。ミュージックビデオ「ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘」は、“倖田らしさ”を追求したダブステップ風のアレンジを加えたサウンドにのせ、蜷川監督特有のビビットな色使いと華やかな衣装が印象的な映像が展開する。

舞台は、西部開拓時代のアメリカ。自由を求め娼館から逃亡した娼婦たちが、トラブルを乗り越えながら友情を深めていく。倖田は、主人公キャンディ役で主演。体当たりのアクションシーンにも挑戦し、自由を求める女性の強さを体現した。太田莉菜、杉原杏璃らが仲間の娼婦を演じるほか、斎藤工、寺島進らが共演している。

メガホンをとった蜷川監督は「以前から、『バッファロー5人娘』は私の手で映像化したいと思っていました。ずっと気になっていて、本当にやりたかったものが出来るなんて、出合うべくして出合えた企画」と念願の映像化に感激しきり。「『バッファロー5人娘』には、女性だったら誰もが1度は着てみたいと思う衣装を着た、理想の女の子像が描かれています。特に倖田さんが演じるキャンディは、そのなかでも1番象徴的な存在だと思っているので、彼女が登場するシーンは『こんなビジュアルを撮りたい！』『こういう女の子を撮ってみたい！』という私の夢を詰め込んだ感じ」と並々ならぬ思いを込めた。

倖田は、今回のコラボレーションに「蜷川さんも安野さんも、女の子だったら誰でも知っているあこがれの方たちじゃないですか。そこに倖田來未が並べたことがすごくうれしかったです！」。そして、「今まで100本近くのミュージックビデオを撮ってきましたが、こんな豪華なミュージックビデオはない」と自信をのぞかせ、「蜷川マジックにより、オシャレさ、格好よさ、セクシーさ、そして女性の強さなど倖田來未が表現したかったことがすべて詰まった、想像以上の映像が仕上がってきて胸がいっぱい」と喜びのコメントを寄せている。

ミュージックビデオ「ピンクスパイダー inspired by バッファロー5人娘」は、「UULA」で今冬配信開始。