世良公則、「ストーンズ」にも負けず「90歳くらいまでやれたら最高」
2012年11月7日 18:30

[映画.com ニュース] ロックミュージシャンの世良公則が11月7日、人気ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の結成50周年記念ドキュメンタリー「クロスファイアー・ハリケーン」の公開を記念し、東京・台場の「ZEPP ダイバーシティ東京」で行われたプレミア上映に出席した。
同タイトルは、ストーンズの代表曲「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」冒頭に登場するおなじみのフレーズから命名。未公開を含む数千時間の映像、数万枚の写真、数十曲の未収録テイクを含む膨大な音源の中から選りすぐった素材で構成されたファン垂涎のドキュメンタリーだ。
ストーンズの大ファンとして知られる世良は、「映画が始まって2~3分は目の前が(涙で)かすんでいた。13歳の時にラジオの深夜放送で聞いて、それから44年くらい経った。衝撃的なできごとを追体験してる感じで、改めて真相のページをめくったような気持ち」と感極まった様子。当時を振り返り、「ラジオから邦楽も洋楽もごちゃ混ぜに流れてきた。中でも『ストーンズ』は、ちっちゃなスピーカーからエネルギッシュにがんがん聞こえてきた」と懐かしんだ。
また、「継続は力なりとはよく言うけど、まさに『ローリング・ストーンズ』は転がり続けている。その素晴らしさをまざまざと見せつけられた。最後のエンドロールを見ると、こんなに知的で清々しく年を重ねることができるんだなと。大人になっても大好きな音楽を聞きにいく、大きな声を出せる、汗をかいてしまうって決して恥ずかしいことじゃない。先輩の走ってる姿を見て、かっこよくなれるんだと強く感じた」としみじみ語った。さらに、「ロック・ミュージックが好きならバイブルとして見ておかないと。若いアーティストの人たちにも刺激になると思う」と語りかけた。
自身も今年でデビュー35周年を迎えるが、「『ローリング・ストーンズ』がやめるまでやめないぞと思っていた。先輩が言うには僕は基礎代謝が高いらしく、90歳くらいまで椅子に座りながらでもライブできるだろうと。やれたら最高」とまだまだ現役を誓い、「今はすぐに帰ってギターを弾きたいなという感じ。キース(・リチャーズ)のようにかき鳴らしたい」と目を輝かせていた。
「クロスファイアー・ハリケーン」は、11月17日より1週間限定で公開。
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