探偵・大徳直美氏が語る「ミッシング ID」のリアリティとは!?
2012年10月22日 13:15

[映画.com ニュース] 全米で年間80万人に上るという失踪児童の情報サイトに、自分の幼少期の写真を発見したことから、平凡な高校生が巨大な陰謀に巻き込まれるサスペンス・アクション「ミッシング ID」が、11月2日にブルーレイ&DVDリリース。同作が描く世界観は果たして現実的なのか。“女探偵ナオミ”の異名をとるセーフティーコンサルタント代表・大徳直美氏に話を聞いた。
「失踪児童は現実的な話なのか?」と質問をぶつけると、「はい、あり得る話だと思います」ときっぱり。「ある男性の愛人が、本妻が生んだ子どもを誘拐して行方をくらまし、そのまま何年も自分の子どもとして育てていたというケースがあります」と自らがかかわった事件を例に出し、「子どもが失踪する事件は、身近にいる人の犯行が多いですね」と結論づける。そして「誰がやったのか分かっていて、それが身内の場合は、警察にはほとんど届けられません」と実状を明かす。
ある家出人の捜索では、出会い系サイトに決まった時間にアクセスするという情報からネット上で網を張り、「家出した娘さんがいるネットカフェを特定した」現場にも居合わせたという。「ミッシング ID」の事件の発端も、主人公の失踪児童サイトへのアクセスがトレースされ、敵の組織に自宅が発覚したことだった。
「この映画を見ていると、個人情報は守れないんだなということがよく分かります。色々なことがネットでつながっていて、監視も出来れば跡も追えるんです。自分を守るためにはどうしたらいいのかを考えながら見てほしいですね」
そして、「GPSで位置をトレースしたり、PCのカメラを乗っ取って部屋を監視したりするシーンは恐いですけど、ああいう道具があったら便利だなあって思いました(笑)」とプロの探偵らしい意見も。「私たちもそうですが、重要な取り引きは球場や競馬場でよく行われるんです。ああいう場所は皆さん、前しか見ていませんから」と、同作のクライマックスの舞台がスタジアムであることのリアリティを強調した。
「ミッシング ID」ブルーレイ&DVDは、11月2日からTSUTAYA限定でレンタル開始(セル版も同日リリース)。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス