涙で再出発の小林幸子、紅白諦めない 衣装は「頭の中にある」
2012年9月28日 08:00

[映画.com ニュース] 演歌歌手の小林幸子が9月27日、都内で会見を開き、インディーズの自主レーベル「Sachiko Premium Records(サチコ・プレミアムレコード)」発足と新曲「茨の木」の10月17日発売を発表した。所属事務所をめぐるトラブルでレコード会社との契約が解除、独力で再出発。新曲の作詞作曲を手がけた、さだまさしの温かい応援コメントに涙を浮かべ「(さだ)お兄ちゃん、ありがとう……」。昨年まで33回連続で出場しているNHK紅白歌合戦も「この曲で出していただけたら」と諦めず、恒例豪華衣装も「頭の中にあります」と話した。
デビュー50周年を前にした演歌界の大ベテランが、「やっと、やっと、本当にやっと、新曲を出すことができます。曲を出すのがどれだけ大変なことかを知りました」と涙ながらに話した。1年4カ月ぶりの新曲リリースは、苦節の末、レーベル設立という一からの挑戦に。「大変なことはたくさんあるけれど、見守ってほしい」。レーベル名は“Premium(特別)”な歌を届けたいという思いからつけた。「歌に対する姿勢はこれからも変わりません」と力を込めた。
プレ50周年記念楽曲となる新曲「茨の木」は、かねて兄のように慕ってきた、シンガーソングライター・さだが作詞作曲を買って出た。さだは会見に「坂道の向こう側で、彼女が出会うものは、是非とも『幸福』であって欲しい」「この歌が、彼女自身の新しい門出へのエールとなりますよう心から祈っています」とコメントを寄せ、小林を感涙させた。
「耐えて 耐えて 耐えて 生きて 生きて 生きて それでも笑えたら良いね」というサビが印象的な応援ソングは、小林自身の境遇を想起させる。小林は、「お兄ちゃんは恩人です」とさだに感謝を示し「デモテープを聞いて号泣しました。茨の人生を歩む者の代表として歌いたい」と誓った。
10月のCDリリースで、NHK紅白歌合戦に向け大きなアピールになる。「選んでいただけたらすごく嬉しいです」。会見場の背景には紅白をイメージさせるオレンジと白のパネルが用意され、多数集まった報道陣には紅白まんじゅうが配られた。(映画.com×文化通信.com)
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