キーファー・サザーランド緊急来日! 日本への強い思いを明かす
2012年9月3日 17:30

[映画.com ニュース] 「24」の敏腕捜査官ジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドが9月3日、主演ドラマ「TOUCH/タッチ」を引っさげて緊急来日し、都内で会見を行なった。
主人公のマーティンは、アメリカ同時多発テロで妻を失い、息子のジェイクは無言症となり父親とすら交流することができなくなる。だがある日、ジェイクが落書きのように書き連ねる数字に特別な意味があることに気づく。
サザーランドは「24」の大ヒット後、「僕の中ではこんなに早くテレビシリーズの世界に戻ってくるとは思っていなかった」という。映画やブロードウェイの舞台などへの出演を続けていたが、「そんな中でこの脚本を読んで、美しく、繊細な内容に心を奪われたんだ。これは引き受けないと後悔するって思ったよ」と出演に至る経緯を明かす。
ジャック・バウアーとは異なるタイプに思える今回の役どころだが、サザーランド自身は「実は共通する部分がたくさんあった」と述懐。「ジャックは予想外の状況からいかに抜け出そうかともがくけど、マーティンは息子のジェイクの行動が読めず、その心を知ろうと必死なんだ。そこには善意やモラルといった感情があり、演じながら“旅”を楽しんだよ」と笑顔をのぞかせた。
来日は2010年11月以来、約2年ぶり。撮影が続くハードスケジュールの合間を縫っての緊急来日となったが、「『24』では本国のアメリカ以上に、日本のファンは最初から熱烈に応援してくれた。僕はその恩を永遠に感じているし、日本に来るためならどんな口実もでっちあげるさ(笑)」と日本への愛着、強い思いを語る。
本作のエピソードの中には、東日本大震災について扱った回もあるそうで「アメリカの西海岸に流れ着く震災の遺留品を集める男と、ジェイクのような境遇の娘を持つ母親が出会うエピソードがあるんだ」と明かす。さらに、「遺留品が流れ着いてくることについてはニュースを見ていたけど、次第に民家から流れてきたものが増えていると聞いて心を痛めたし、被災されたみなさんへの思いをより一層強くしたんだ。それをドラマにすることができてよかったと思うし、ぜひみなさんに見ていただけたら」と心情を吐露した。
この日は特別ゲストとして、劇中の息子・ジェイクと同い年の濱田龍臣くんがサザーランドに花束を贈呈した。龍臣くんは「将来、ハリウッドで活躍する俳優になりたいけど、どうすればいいですか?」と質問。これには、「君がいま経験していることと私が積んだ経験は何ら変わることはないし、文化や言葉の壁を越えて存在するのが演技なんだ。将来、共演の可能性は大いにあるし、その日が来たら光栄に思うよ」と優しくアドバイスを送っていた。
「TOUCH/タッチ」は、WOWOWプライムで10月5日から放送。第1話のみ無料放送。
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