沖縄・栄町市場のドキュメンタリー「歌えマチグヮー」公開
2012年8月20日 16:30

[映画.com ニュース] 沖縄県那覇市にある栄町市場を舞台にしたドキュメンタリー映画「歌えマチグヮー」(製作・配給:ユーラシアビジョン)が、8月25日からシアター・イメージフォーラムでレイトショー公開される。
栄町市場は、那覇市安里にある商店街。肉屋に魚屋、洋服屋から花屋まで、わずか4000坪のアーケード街に120もの店がひしめき合うマチグヮー(市場)。戦前はひめゆり学徒隊で知られる女学校の学び舎だったが戦災で焼け落ち、昭和24年、跡地に公設の栄町市場が誕生した。昭和30年代には最盛期を迎えるが、沖縄本土復帰後は大型スーパーの進出などで活気を失う。
10年前に再開発計画が持ち上がるが、“音楽”をキーワードに有志たちが市場の再生を目指す活動を開始。06年から毎年6~10月の最終土曜日に「栄町市場屋台祭り」を開催。「日本一元気な市場」と呼ばれる。これまでに「めいどいん栄町市場」(06年)、「めいどいん栄町市場vol・2」(10年)の2枚のCDをリリースしている。
活動の中心にいるのが、3人の “栄町おばぁラッパーズ” 。市場育ちのおばぁ3人が、市場を元気にするためにラップの練習に明け暮れる姿を映す。3人は屋台祭りのほか、最近は全国の商店街や町おこしNPO法人に呼ばれ飛びまわっている。
監督は新田義貴。92年NHKに入局し、報道局や衛星放送局、沖縄放送局で、主にアジアや中東、アフリカなど第三世界が抱える問題に焦点を当てた番組制作を行う。09年に独立し、映像制作会社ユーラシアビジョンを設立。テレビや映画など媒体を超えてドキュメンタリー作品の制作を続けている。同作が初めての劇場公開映画だ。
シアター・イメージフォーラムでは9月21日まで上映。沖縄では桜坂劇場で10月6日~26日に公開する。上映時間89分。宣伝スリーピン。(文化通信)
(c)ユーラシアビジョン
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