新婚&新米パパ・黒田勇樹、特撮ヒーロー映画で監督デビュー
2012年8月2日 04:00
[映画.com ニュース] 元俳優で“ハイパーメディアフリーター”の黒田勇樹が、特撮映画「メンタルヒーローJ1」(仮)で監督デビューを果たすことがわかった。7月10日に歌手の中村瑠衣と結婚し、5歳児の父となったことも発表した黒田は「28年間続けた俳優業を辞め、社会に出て3年。世の中には想像以上のストレスや絶望があふれていました。『映画で日本を元気に』、こんな時代だからこそ、もう1度エンタメの力を信じてみようと思います」と決意を新たにした。
世界征服を目論む悪の組織は、ポジティブになるほど強くなる「メンタライザー」と、ネガティブになるほど強くなる「ネガティバイザー」というふたつの装置を開発する。組織によって「メンタライザー」を埋め込まれた“J1”、「ネガティバイザー」を埋め込まれた“AZ”は、社会に飛び出すことになる。
黒田が脚本も手がける今作は、感情の大きさが強さに変わる、禁断のアイテムを体に埋め込まれたふたりのヒーローの物語。「仮面ライダーグレイブ」として、2シリーズで特撮作品に出演した経験持つ黒田は「ふたりのヒーローの戦いを通し、ストレスにあふれた現代社会で、きちんと働きながら生きていくことの尊さを描きたい」と意欲をのぞかせている。2013年公開を目指し、製作に挑む。
また、今作の製作資金は、クラウドファンディングサイト「Firoom」(http://firoom.com/)で公募される。同サービスは、日本初の映画に特化したクラウドファンディングサービスで、組織単位ではなく個人がプロジェクトに寄付・協賛することができる。寄付を行うと、名前がエンドロールに掲載されるほか、黒田が家を訪問し試写会を実施するなど、金額に応じた特典が用意されている。