井上ひさし氏の“せりふ”に会いに行く 戯曲から77個を特別展示
2012年8月1日 22:35

[映画.com ニュース] 2010年4月に死去した井上ひさしさんの生誕77年を記念し、「井上ひさし『せりふ』展」が開催されることがわかった。井上さんが手がけてきた70作にも及ぶ戯曲の中から切り取られた77個の“せりふ”が額装されるだけでなく、スピーカーから流れる音として楽しむことができる特別企画だ。
今企画は、「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」の一環。井上さんは生前、11年11月16日に迎える誕生日を記念し開催予定だった“喜寿フェスティバル”を楽しみにしていたという。その思いに応えるべく、当初の予定からは趣向を変え、生誕77年のフェスティバルを行うことになった。
完成したばかりのポスタービジュアルには「ちょっと、せりふに、会いにいく。」というキャッチコピーが掲出。目で見て、音で楽しむ展覧会だけに、演劇に触れたことがなくても気軽に足を運べる構成になっている。
69年の「日本人のへそ」から09年の「組曲虐殺」まで、40年にわたり戯曲を世に送り出してきた井上さん。84年には自身の劇団「こまつ座」を旗揚げするなど、演劇を愛し続けてきた。今回のフェスティバルでは、著名な演出家4人による8作品を、1年間を通じて公演中。8月17日からは第6弾「芭蕉通夜舟」(鵜山仁演出)の公演がスタートするほか、11月10日からは「日の浦姫物語」(蜷川幸雄)、12月には「組曲虐殺」(栗山民也)の公演が控えている。
「井上ひさし『せりふ』展は、8月16~28日に東京・新宿の紀伊國屋画廊で開催。
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