高嶋政宏&クリス松村、洋楽に絡めて日本勢を応援
2012年7月30日 17:30

[映画.com ニュース] 1980年代の洋楽のロック&ポップスを、ミュージックビデオとともに紹介するNHKの人気番組「洋楽倶楽部 80's」が、2012サマースペシャルとして復活。今回はロンドンオリンピックに合わせ、イギリス系のアーティストをフィーチャーする。7月30日にNHKで収録が行われ、司会を務める高嶋政宏とゲストのクリス松村が会見に出席し、洋楽談義に花を咲かせた。
2010年から放送が始まり、その後も特別編が何度も放送されてきた同番組だが、高嶋は「80年代に青春を過ごした青臭い学生がようやく40代後半になって、番組を作れるようになった。僕もキャリアを積んでやっと自由にやりたいことをできるようになり、熱意が視聴者の方にも伝わっていると思う」と人気の秘密を分析してみせた。放送当初から見ていたというクリスも「私も洋楽が大好きだったし、(80年代は)ちょうどミュージックビデオがブームになった時代。40代、50代は絶対に胸キュンしていると思う」と興奮気味に語る。
2人のトークは加熱の一途をたどり、「輸入盤のレコード屋が出てきたのもこの頃だった。店頭に貼ってあったビルボードの1位から50位まで、全部聴いていた」とクリスが言えば、高嶋も「ハズレも多かった(苦笑)。レコード屋のオヤジからいろいろ教えてもらいましたね」と懐かしそうにうなずく。今回は“ベスト・ヒット・UK”的イギリス系アーティストに焦点を当てて紹介するが、UKロック&ポップの魅力について「ファッションが(アメリカと)違ってマネしたくなるものがたくさんあった」(クリス)、「格好いいやつらが格好いいことをやっていた」(高嶋)と語り多大な影響を受けたことを明かした。
オリンピックの開会式ではポール・マッカートニーが「ヘイ・ジュード」を熱唱したが、高嶋は「世界の七不思議かと思うくらいポールのキーが高い!」と驚嘆を込めて絶賛。その一方で「僕としては『キング・クリムゾン』を70年代のメンバーで再結成してほしかった」とあくまで洋楽マニアの視点で批評し笑いを誘った。クリスは、今夜決勝が行われる体操男子を熱烈に応援。予選でプレッシャーのためか固くなっていたことを気に掛け「『ワム!』の『フリーダム』でも聴いてリラックスしてほしい」と洋楽に絡めつつエールを送っていた。
「洋楽倶楽部 80's 2012 サマースペシャル」は8月25日深夜放送。
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