「ゾンビ」のテーマパーク開設なるか？　ネットで資金募集中

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［映画.com ニュース］　ハリウッド映画やテレビ番組ではこのところゾンビブームが継続中だが、米ミシガン州デトロイトで「ゾンビテーマパーク」を開設しようという構想があり、実現に向けてネットで資金を募っている。

デトロイトといえば、かつては自動車産業で栄えた都市だが、その後産業の衰退とともに荒廃し、失業率や貧困率が高いことで知られる。また人口流出にともない、市街地に廃屋となった住居やビル、各種施設が多く残され、大きな問題となっているが、今回の構想はそれを逆手にとったものだ。

「Zワールド・デトロイト」構想は、空洞化したデトロイトの市街地をそのままゾンビとの戦いが体験できるテーマパークに変えようというプロジェクト。完成すれば、訪問者は最大で200エーカー（東京ドーム18個分）の敷地に一晩放たれ、ゾンビと戦ったり、自らゾンビ化して一緒に来た友人を襲ったりといった、映画やドラマで見たシーンを体験できるという。

プロジェクトはまだ初期構想の段階で、実現にはほど遠いかもしれない。しかし、実現すればゾンビファンにとってはこのうえない楽しみを、そしてデトロイト市民には雇用の機会を提供するはずだと企画者は期待している。現在、サイト（http://www.indiegogo.com/zworlddetroit）で寄付を募っており、1～1000ドルまで寄付金額に合わせて各種の謝礼も用意されている。