ジミ・ヘンドリックスの伝記映画、楽曲は一切使用されず
2012年7月8日 12:30
[映画.com ニュース] ヒップホップデュオ「アウトキャスト」のアンドレ3000が主演し、伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス(1942~70)を描く伝記映画「All Is By My Side(原題)」に、ヘンドリックスの楽曲が一切使用されないことが分かった。
米ローリング・ストーン誌によれば、ヘンドリックスの遺産管理財団“ヘンドリックス・エクスペリエンス”が映画への楽曲使用を認めておらず、代わりにアンドレ3000がカバーする「ビートルズ」「マディ・ウォーターズ」ほかの楽曲が使われるという。
ジョン・リドリーが監督・脚本を務める同作は、1966~67年の英ロンドンを舞台に、ヘンドリックスが史上最高のロックアルバムの1枚と謳われるデビューアルバム「アー・ユー・エクスペリエンスト?」をリリースするまでの姿が中心に描かれるようだ。
プロデューサー陣は、無名時代のヘンドリックスにスポットを当てることから、財団にはもともと楽曲使用の許諾を申請していなかったと明かし、本人の楽曲が含まれなくても特に問題はないと語っている。
「All Is By My Side(原題)」は現在、アイルランド・ダブリンで撮影が行われている。