話題賞受賞の“新婚”木村祐一、「結婚回数は関係ない?」と自虐コメント
2012年6月14日 20:30
[映画.com ニュース] 今年で14回目を迎えた米アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2012」(SSFF&ASIA)のオープニングイベントが、6月14日、東京・表参道ヒルズで行なわれ、映画監督としても活躍するお笑い芸人、木村祐一が「話題賞」を受賞した。
話題賞は、ショートフィルム文化の普及に貢献した作品/人物に贈られる賞。木村は、ソフトバンクモバイル株式会社が提供する「お笑いLIFE」コンテンツ内の「ショートフィルムチャンネル」で、よしもと芸人が監督を務めたショートフィルム9作品の監修役を務めたことが今回の受賞につながった。
過去には先日再々婚を発表した松田聖子も同賞を受賞していたと知らされた木村は、登壇早々「(この受賞は)結婚回数とは関係ないですよね?」と自らの4度目の結婚を持ち出し、会場を笑わせた。また、ショートフィルムの魅力については「切り取り方一つでいくらでも魅力的なものになる。いろんな考え方や表現があるので世界が広がるし、勉強になりました」と話し、「映画監督というのは強い気持ちが必要ですが、監修役は“受け入れてあげる”ことが大切。僕は、後輩たちを常に“えびす顔”で見守ってました(笑)」と述懐した。
また、チャン・グンソクが、ショートフィルムを通じて、メディア、映像業界において特別な貢献をした作品/人物に贈られる「特別賞」を受賞。スケジュールの都合で登壇はかなわなかったが、ビデオレターで出演。監督、脚本、編集、主演の4役を務めた短編「それでもこんな人生良いと思う?(仮)」の撮影を振り返り、「一番苦労したのは、ひとりで狭い部屋にこもり、編集作業に13時間も費やしたこと」と明かし、「ショートフィルムはアイデアや監督自身が信じていることを反映できるのが楽しい。今後は短編だけでなく、プロモーションビデオなどいろんなことに挑戦してみたい」と監督業にも興味津々の様子だった。
その他にも、設立20周年を迎えたJリーグとの共同企画である特別製作ショートフィルムの製作発表に、大東和美チェアマンや武田修宏が登場。「SSFF&ASIA」の実行委員代表を務める俳優の別所哲也は「映像とスポーツをつなぐ記念すべき作品にしたい」と意欲を見せた。
同映画祭は6月15日~30日までラフォーレミュージアム原宿ほかで開催。今年のコンペティション部門は、世界112の国と地域から集まった4400以上の作品の中から選ばれた79作品が上映され、24日のアワードセレモニーでグランプリが発表される。